25 「新たな戦場の扉が開く」
みなさん、こんばんは!
遅い時間にごめんなさい。
やっと病院から退院しました。
病気との戦いが始まって、ずいぶん時間が経ちました。
リウマチは完治しないけれど、諦めません。
毎日が戦い。
でも、より良い生活を目指して頑張っています。
応援してくれる皆さん、本当にありがとう。
みなさんの言葉が私の力になっています。
これからも、自分の経験や気持ちをシェアしたい。
同じ悩みを持つ人たちの支えになれたらと思います。
これからもよろしくお願いします!
「今日から…いや、この瞬間から――諸君は死ぬ覚悟ができているか?」
朝の陽光が城の中庭を切り裂いた。
石敷きの広場に、鎧をまとった騎士たちが整列する。
その鎧は、陽光を浴びてまるで命を吹き込まれたように輝いた。
列の先頭に、レオン王子が鎧姿で立つ。
肩のマントが風に揺れる。
その瞳には、決意を超えた戦いの炎が宿っていた。
王子が一歩踏み出す。
石畳が鈍く響いた。
「今日から、諸君の真の物語が始まる」
その声は、戦の鐘のように澄み渡った。
「諸君は、ただ異世界から召喚された者ではない。
今や、エイラニスが誇る新たな勇者だ!
この世界の運命を変える力は――諸君の手の中にある!」
背後で、騎士たちが剣を握りしめる。
空気が期待と緊張で張り詰めた。
レオンはゆっくりと生徒たちを見渡した。
「しかし…力そのものには意味はない。
それを制し、鍛え、己を知るとき――初めて真の力となるのだ」
「これより、お前たちの能力開花訓練を開始する!
各自、その力の片鱗を見せよ!」
中庭に兵士や教師たちが集まった。
緊張と期待が空気を満たす。
鎧のきしむ音、武器の風切り音が石畳に響いた。
「グループに分かれろ!」
レオン王子が号令をかける。
「魔法担当者が補助につく。我ら騎士は秩序と安全を見守る!」
ミズキはクラスメイトを見渡した。
その瞳に決意の炎が宿る。
リョウタは自信ありげにうなずいた。
ナギは無関心を装ったが、内心では試練に備えていた。
これが運命を決める瞬間だ。
真の勇者となれるかどうかの試練が、今始まる。
生徒と教師たちが中庭の中心に円陣を組んだ。
レオン王子が声を張り上げる。
「基礎から始めろ――まずは自身の力を呼び覚ませ!
集中しろ!
わずかでも能力の兆しを見せろ、ここで今すぐにだ!」
ミズキは深く息を吸った。
視線を一点に集中させる。
胸の奥で何かが燃え上がる――内なる炎が力の根源を呼び覚ますようだった。
彼女は手を上げた。
頭に浮かぶ輝く刻印に意識を集中させる。
これが、彼女の力の最初の輝きだった――
ミズキの手のひらから柔らかな光がほとばしった。
透き通ったエネルギーが流れ出し、一振りの剣を形作る。
その刃は凶悪さを感じさせず、眩く美しい――まるで伝説の武器のようだった。
「わっ…!」
生徒たちから感嘆の声が漏れる。
「マ、マジで…?」
「見事だ、ミズキ!」
レオン王子が歩み寄り、称賛の声を上げた。
「純粋なエネルギーで形成された剣――稀有な技能だ。
敵にダメージを与え、味方の士気を高める力を持つ!」
リョウタが傍らで笑い声を漏らした。
「さすが委員長だな」
ニヤリと笑う。
ミズキは静かに微笑んだ。
だが、ナギと視線が合った瞬間――
彼は微動だにせず、冷たい眼差しを返した。
他の生徒たちも能力を覚醒させ始めた。
渦巻く炎を操る者。
雷を召喚する者。
異界の獣を呼び出す者もいた。
驚嘆と興奮の声が訓練場に響き合う。
空気が熱を帯びていく。
レオン王子が一歩踏み出した。
「忘れるな!」
その声は戦場の鬨の声のように広場に響いた。
「能力は、単なる力ではない。
それはお前たちの魂の反映…歴史に刻まれる証だ。
今この瞬間から――伝説が始まる!」




