ニートの気持ちはわかる。
今日は東京の板橋区のニートの職業相談に行った。
仕事場に馴染めないニートを、常に12000円アルバイト・小説を読むだけ雇用で働いてもらうようにするためだ。
ニートの問題について僕は思う。昔から働けないで、そのまま家に閉じこもって死んでしまう人は多くいた。
人間というのはやたらと生臭くて、汚いことばかりするし、やたらにイヤなことばかりするものだから、
弱い立場の人間はそれが嫌になって家に逃げ込んでしまう。
僕もそのタイプの人間で、どうしても、今の世界の汚い日本人が好きになれないし。
大体愛を語りながら、平気で汚いことばかりやる人間たちに囲われてると、ぞっとして、一緒にいたくないと思う。
ただ、それでも人は生きなきゃならない。
板橋区のニートのアパートで、ニートが言った。
「・・・僕はなにをやっても自信がなく。僕が仕事をすると必ず失敗してしまうんです。だから、まともな仕事につけなくて。人に会うのも怖くて」
ニートの気持ちは分かる。
何をやっても仕事がうまく出来ない人間というものは、実際の社会でいっぱい存在してるものだ。
こんな僕も、SSSクラス冒険者になって、バルタザルソードを振り回すようになるまでは、ほとんど仕事ができなかった。
「とにかく、本を読むだけのアルバイトをやってみようよ。それから、雑草むしりの仕事でもしてみようよ。何を言っても、失敗するようなもんじゃないし、ずっとその仕事だけをやっててもいいんだ。君は生きられるよ」
常に12000円アルバイト・小説を読むだけ雇用は、絶対にニートに必要だ。




