クビを切られた40代の派遣社員に出会った。
品川のアルバイト工場で働いているときに、クビを切られた40代の派遣社員に出会った。
「僕は仕事を転々として、IT系の仕事をしていたんですけど、資格を獲る暇もない状態で働いた上で、技術革新でITから離れなければならなくなったんです。それから、仕事を転々として、なんとか自動車部品の機械オペレーターの仕事にかじりつくような感じで張り付いたんですけど、それが6か月で工場生産が振るわなくなって、派遣社員だから、遊んでなまけている社員の前にクビになったんですよ。それから、アルバイトを転々として、長い仕事にずっとつけない状態で。僕は手先も不器用だし、目も悪いから、工場の仕事なんてほんとは向いてないんですよ。それでも、仕事が他に見つからなくて」
僕はため息をついてクビを切られた派遣社員のために言った。
「誰でも生きられる社会って!!!! どう考えても!!!! それしかないキャリアにすがりついて生きざるを得ない人間って!!!! 一度クビを切られたら居場所がないじゃないか!!!! その上で!!!! それを無視した状態で!!!! 若手だけを雇ったり!!!! 一部の人間を保護する目的で雇っても!!!! 必死に世の中に張り付いて生きようとする!!!! 能力のギリギリな人間の行き場所がないじゃないか!!!!!」
僕はただ、クビを切られてアルバイト生活を続ける派遣社員に言った。
「あなたはがんばってます。世の中が間違っている。あなたは、常に12000円・小説を読むだけアルバイト機構で生きられます。あなたの生活は僕が生きてる限り守られます。だいじょうぶ」
・・・とにかく、常に12000円・小説を読むだけアルバイト機構をがんばって作りたい。




