皇太子の金に襲われた。
その日、500人のヤクザが僕を襲って来た。
淀橋皇太子に対して霞が関の国会で、批判発言を繰り返す僕に、淀橋皇太子がキレて、こう言ったのだ。
「××は邪魔です。××を殺したものに、5億円の懸賞を掛けます。僕は僕を批判するヤツは許しません。なぜなら、僕は天を支配する王、天皇ですから。きれいなので」
それから、僕の家に500人のヤクザが襲って来た。
「てめえぇえええを殺せば、5億じゃあああ。死ねやぁあああ」
「くたばれ。××。俺の金になれっ」
「ひゃっはは。5億。5億っ。5億で遊び暮らすぞおおお」
僕はバルタザルソードで徹底的にヤクザを殺した。
斬っ
バサッ ・・・100人っ。
斬っ
バサっ ・・・200人っ。
斬っ。斬っ。斬っ。
バサっ ・・・500人。
アパートの周辺はヤクザで血まみれの殺されたヤクザで埋まって、その中で、僕はバルタザルソードを握って、息をついていた。
僕は世田谷の自宅で大声でバルタザルソードを握って言った。
「はぁはぁ。僕は死なない!!!! なにがあっても、皇太子に殺されたりしない!!!! あんな最低なヤツの好き放題の中で!!!! それに屈して死ぬことなんてありえない!!!! 金を自由に使って、遊び暮らして、その中で、まともな治政も取れないような、支配者は日本にはいらないんだよっ。何が象徴だよ!!!! 単なる金使いの荒い愛人作りまくりのクソヤロウのドブネズミに!!!! 10憶以上の税金掛けるなんて冗談じゃねえええんだよ!!!! それは俺が働いて稼いだ金だ!!!! 天皇は死ねぇえええええええ」
血まみれで、ボロボロになった僕を七月先生が抱きしめてくれた。
ぎゅっ
七月先生はポロポロ泣いている。
「・・・戦いが激しくなるわ。あなたは強いけど、一人で戦い続けて、私も戦えたらいいのに・・・。ただ、あなたを抱きしめることしか、私にはできないの・・・。××くん。好きよ。・・・大好き」
七月先生のキスはいつも苦い味がする。
ただ、その苦さを味わうたびに、僕は七月先生を守りたいと思うんだ。




