闇の仕事。遊び戦争人の排除
「仕事の時間よ」
上月さんが渋谷区のセンター街で、僕に言って来た。
今回の仕事は、裏社会で、戦争を仕掛ける人間の暗殺だ。
人間は戦争を仕掛けるとみんな不幸になるが、その世界の中にあって、戦争を仕掛けると儲かる人間がやたらに裏で、戦争を仕掛けようとして、世界を混乱させる。
人はみんな、考える。
「戦争を国がしても、自分が儲かれば関係ないジャン」
そうみんなが思っているから、当然のように、やたらと戦争を仕掛けて、自分だけ儲けを取って、
戦争のときに、好き放題遊び狂うヤツが出て来るのだ。
上月さんが言った。
「今回のターゲットは、複合企業の軍事産業帯の血族の一族を皆殺しにするわ。軍事産業帯は、武器を作ってやたらに儲けるの。だから、大戦の危機が迫ると大きく儲かり、戦争が続くと、継続的にものすごく儲かるから、好き放題に戦争を仕掛けようとするのよ。しかも、どんな汚い手を使っても、大戦を起こそうとするの。それで、やばくなったら、タヒチに自分だけ逃げて、悠々自適な老後を送ったりするの。大戦を仕掛けて、自分が国の連中を皆殺しにしたり、他国の恨みを買って、自国民が拷問を掛けられて皆殺しになっても、その人間は40歳から90歳まで、タヒチの愛人100人と遊び暮らして、ドラッグを吸って死ぬまで幸福に生きるのよ。・・・コイツラは確実に殺すべきだわ。一族まるごと、女子供でも一人残らずぶっ殺すべき」
僕は、軍事産業複合体の東小金井の血族の家に乗り込んで、そこで、バルタザルソードで、メチャクチャ惨殺した。
斬っ
バサっ、
小学校2年生の息子、小学校4年生の娘まで、メチャクチャに惨殺をして殺した。
僕は静かに、東小金井の軍事複合体の邸宅で、バルタザルソードを握って、言った。
「・・・武器を作って儲けるのは、仕事として仕方ない部分はある。ただ、大戦を仕掛けると、どれだけの死者が出るか、わかるか? 大変な数の死者と、そして、多大なる経済不況の中での阿鼻叫喚の地獄と、それから、多量の餓死者の怨念がお前らにずっと付きまとうんだ。お前らが大戦を動かすなら、その前に俺がお前らを全員惨殺する。女子供でも容赦なく、血族まるごとだ。どうあっても、大戦で死ぬ人間がいる状態で、それを仕掛けようとする人間は、一族まるごと許すわけには行かないからな。絶対ぶっ殺す」
上月さんが仕事を終えると、僕にキスして来た。
「お疲れさま。今日もあなたのお蔭で、世界がよくなったわ。みんな、あなたには感謝しないけど、私だけはあなたにほんとに感謝してるわ。大好きよ」
ちゅっ
血なまぐさい暗殺の後、上月さんのクールなキスは、なんだか、気持ちのささくれが取れるような気がする。
・・・とにかく、暗殺は終わった。後は、常に12000円・小説を読むだけ機構をなんとか作り上げたい。




