皇太子のブチ切れ戦争宣言
その日、淀橋皇太子がまた、とんでもないことをやった。
日本でいきなり戦争を中国に向けて吹っ掛けたんだ。
淀橋皇太子はこう京都の、天皇国会で言った。
「なんだか、国民が私を嫌っているので。戦争を世界にしかけて、みんなに殺し合いをさせたいと思います。きれいなので」
テレビではそんなアホな天皇の発言を取り上げずに、妙なプロパガンダ報道が勝手にでっち上げて、それっぽい「大人の常識」らしいことを作り上げて行った。
テレビのアナウンサーがこう言ったのだ。
「皇太子殿下は、現在の世界の危機的状況について、中国の核ミサイルの問題を取り上げて、それを阻止しなければ、世界は破滅する危機にあるとコメントされました。その上で、日本が世界をリードして、中国の核を使った暴挙に徹底的な抗議を仕掛け、日本は全力で世界防衛のために、先進国をリードして、戦争を国民総出で行うと宣言されました」
それから、一気に日本は大戦ブームになった。
国民は口々に盛り上がって、イケイケになっていた。
どうせ、戦争は自分たち金持ちには関係なく、経済奴隷や、貧困がやるものだと思っているんだ。
「世界の破滅を阻止するために、皇太子のために死ぬぞ!」
「世界を悪くする中国を、国民総出で倒すぞ!」
「国民はすべて戦え!!! 戦えば景気も良くなる!!!」
嘘をつくな!!!!
景気が悪いのは、お前らがお金を使って、会社を潰して、わざと景気を悪くさせているからだろう!!!!
なのに、戦争をやれば景気がよくなるなんて、ほざくな!!!!
僕はイライラとして、独裁者として、霞が関の国会でしゃべった。
「戦争は国のトップの都合で遊びでやられているものだ。国のトップは好き放題に景気を荒らして、それで国が立ち行かなくなると、戦争を持ちだして、すべてを戦争で清算しようとする。ところが肝心なことがある。国のトップが居座っている限り、悪い国の状態は全然改善されないんだ。だから、大戦や、戦争をやる必要は一切なし!!!! むしろ、戦争を言い立てるヤツだけに殺し合いをさせろ。そいつらが戦争をしたがっているんで、お前らが殺しあって、全員、血族ごと滅びるのが一番だ!!!! それと、日本国民に宣言する!!! 戦争をお前ら普通の人間も金持ちも自分たちには関係ないと思っているだろうが!!!! 戦争で殺し合いをはじめれば、あっという間にお前ら、全員戦争にぶち込まれるぞ!!!! なぜなら、日本にとってお前ら邪魔な存在でしかないからだ!!!! 金持ちで残るのは一部の血族だけだぞ!!!! 分かれ!!!」
それから、戦争に駆り出そうとする皇太子を阻止するために、世界に向けて、僕は発言したんだ。
とにかく、戦争を日本はする気がない。もし、戦争をしたいなら、淀橋皇太子だけ戦争させろ。と。
戦争はとりあえずすぐにはされなかった。
・・・とにかく、くだらない戦争をやる前に、常に12000円・小説を読むだけアルバイト機構を作りたい。
好き放題の戦争を仕掛ける皇太子には付き合ってられない!




