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保険医の七月先生

僕は保険医の七月先生が好きだ。


先生は傷薬と、包帯しかできないけど、常に一生懸命に患者の治療をやっている。


七月先生はときどき、僕に言う。


「転生したあなたは知らないけど、あなたとは前世で出会ってる・・・。でも、いつも私たちは悲劇でしか愛し合えないの」


・・・七月先生はなにを言ってるんだろう?


七月先生と、僕は病気金無限で仲良くなった。


病気金無限とは、病気になると、その人に紙幣発行され、どんな病気になろうとも必ず最高の治療が受けられる制度だ。


だいたい、今の世界では、金持ちしか最高の医療を受けられない状態になっている。


そんなの絶対におかしい!!!


その話をすると、七月先生は笑った。


「・・・あなた、相変わらずね。転生前も同じことを言っていたわ」


・・・転生前? 僕は何度も転生しているのか?



僕がアルバイトとして通っているのは東京の足立区のヤンキー学校で、常にケンカをして怪我を負うヤンキーが絶えない。


ケンカをすれば怪我をする。


なのにヤンキーは暴力をむやみやたらにつかって、骨を折ったりして、保健室で暴れるんだ。


そのヤンキーを治療する七月先生は、僕を雇ってくれた恩人で、女なのに大変だ。


常にヤンキーが怪我の治療の文句を言って、その上、関係を迫って来たりする。


七月先生をレイプしようとしたヤンキーを、僕はバルタザルソードで殴った。


ぼかっ。


ヤンキーがこの20年でものすごく増えている。普通の人は自殺して新聞でも公表されない状態で死んで行く中で、ヤンキーだけは仕事も脅したりして、居場所を作って生き残ってる。


こういう体制にしたのは、ただ、美人を増やしたいためだけに、競争社会を作り出した昭和天皇の仕業だが、誰ひとり、好き放題にしたいために、貧困国を襲って勝手に戦争を起こしたあげく、


富国強兵とか言って好き放題をやらかし続けて、日本を世界の嫌われもの国家にしたあげく、


世界の憎悪を誘った明治天皇を褒め上げている。


大体、天皇というのはおかしい。誰が天の王族なんだ。世界でだって、自分のことを天の王という狂ったイカれた傲慢な王はいない。


恥ずかしげもなく、自分を天を支配する王という天皇に中国がキレまくっているのを、日本人は知らずに、「天皇万歳」とか平気な顔で言う。


日本人は気が狂っている。


だれが天を支配する王だ? そんなバカなヤツを国のトップに据え付けている狂った常識知らずが日本人だ。


くり返し言う。誰が、天を支配する王だ。


それを崇めているのは、世界にケンカを売ってるということ自体、日本人は知らずに生きている。


バカなんだ。


七月先生は僕に言った。


「・・・あなた、転生しても前と変わらず、相変わらず、やさしいのね。好きよ。病気金無限、絶対に作り上げましょう」


・・・僕は何度も転生しているのか?


それにしても、七月先生の言うように、僕は必ず病気金無限を作ってやる!!!!!


大体、普通の人間は、終末介護でも、大病でもまともな医療が受けられない今の現状に、


なんで誰も文句を言わない!!!! 絶対におかしいとみんな、思わないか?


そのために、病気金無限は絶対に必要なんだ!!!!

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