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異世界に転生したんだが、人生は厳しかった。  作者: 統星のスバル
第1章 異世界でレベリング
8/13

第6話 初めてのボス戦

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統星のスバル @VdWvSBTCSXI8Z6A


まぁ、正直フォローなんかよりもPVとか評価とかブクマ登録、感想、アドバイスが欲しいですけど。

「う、うがぁぁぁぁ!?」


 腕が、腕が、ナイ。

 しかもとても痛い。7階層の神経毒の野郎よりも全然痛い。


「【スキル】〈苦痛耐性〉がレベル5になりました。」


 あいつは強すぎる。紅い身体に黒い大剣、あいつは何だ・・・・


「か、〈鑑定〉。」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ダークオーガ Lv75

 ・常闇とこやみのダンジョン地下10階層のボス。

 ・驚異的なスピードと圧倒的なパワーから、冒険者ギルドの討伐ランクはA+。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 冒険者ギルドがこの世界にもあるのか。しかも、常闇のダンジョンだって?って、左腕が無い状態で何言ってやがる、俺。

 あいつとのレベルは13・・・・絶望的だな。


 だが・・・[英雄]がここで諦めたらダメだろ。


「かかって来やがれ。」


 左腕の切り口にボタナ草を貼り、立ち上がる。


「цццццц!」


 さっきと同じように、大剣での斬撃攻撃がくる。

 こいつはボスオークと違って、大振りな割にスピードがあるからスキが少ない。


「よっと。」


 一応、この攻撃は避けられる。だが、手負いの状態で、しかもレベル差は13ときているので、ずいぶんと分が悪い。


「〈フレアボルト〉!」


 雷属性と炎属性の融合魔法。ダークオーガの身体に、電流が走り、灼熱の炎が焦がす。

 しかし、さほどダメージは入らない。いやむしろ、火に油を注いだように、ダークオーガの怒りを買う。


「ζζζζ!」


 ダークオーガが唸ると、狭いボス部屋が揺れる。

 何かの魔法か【スキル】を使ったのか、あいつの身体が黒い瘴気しょうきに包まれる。黒煙の中に鈍く輝く紅色が、怪しく見えた。


「これがダークオーガと呼ばれる由縁ゆえんか。」


 俺は剣を構えて、奴と対峙する。5歳児と常闇のダンジョンの10階層ボス、傍から見ればあからさまに不利、というか蹂躙じゅうりんされるのが目にやすやすと浮かぶ光景だ。身長差は3倍くらいある巨体をこの狭い空間でどう捌くか。


「はぁっ。」


 先制攻撃をしかけ、出方を探る。


「ΨΨΨ!」


 大剣に阻まれ、剣が刃こぼれする。

 右腕に違和感を感じ、見てみると黒い染みが出来ていた。どうやら、あの瘴気に触れると毒されるらしいな。


「ξζζζζζ!!!」


 なっ、速い。

 後ろに下がる余裕も無く、剣で受け止めるしかなかった。


 ガキンと金属音が鈍く響き、腕がしびれる。その後、金属が落ちる音が剣撃の余韻をかき消す。

 もう欠けていた俺の剣は、この攻撃をうけとめたのを最後に、折れてしまった。


「わりぃ、じいちゃん。」


 けっこう良い代物だったはずだ。ボスオーク戦でも刃こぼれひとつ出来なかったし。

 これで攻撃手段が魔法だけになった。しかも、俺は満身創痍でダークオーガはほぼ無傷。・・・・だが、これでいい。これこそが好機だ。


「これで最後だ、俺も、お前も。」


 〈英雄の一撃〉が発動し、付近に蒼色の光が漂う。その一つ一つの光は小さいが、数多く集まれば強い輝きになる。

 この一撃必殺のスキルを乗せた魔法を放つため、ダークオーガに照準をロックし、


「〈ファイヤ〉!」


 蒼色の光が右手に収束し、残魔力をすべて乗せた業火が狭いボス空間を真っ赤に染め上げる。

 その余波で俺もだいぶ火傷したが、〈熱耐性〉のおかげで、大事には至らない。


「【スキル】〈熱耐性〉がレベル8になりました。」

「gnn・・」


 それを最後に、ダークオーガはただの炭になった。


「レベル75になりました。魔力量が375000に上昇し、ステータスポイントが70ポイント付与されました。エクストラポイントが1ポイント付与されました。」


 さて、残りの魔力量は・・・


「うぉ?」


 いきなり視界が暗くなった。何故だ?


「ステータスオープン。」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イロアス 5歳 Lv70 魔力量001300/350000


【称号】

 [俊足の暗殺者]

 [忍び寄る者]

 [暗殺者]

 [スライムキラー]

 [ゴブリンキラー]

 [英雄]

 [到達者]

 [ダンジョンに挑みし者]

 [進みし者]


【イレギュラーユニット特典】

 ・1LvUPごとに魔力量+5000、ステータスポイント+10。

 ・10LvUPごとにエクストラポイント+1


【ステータスパラメーター】  SP…116

 ・筋力…100     ・魔法防御力…95

 ・知力…100     ・物理防御力…95

 ・素早さ…100    ・器用…100


【エクストラスキル】    EP…2

 ・〈鑑定〉Lv2

 ・〈超回復〉Lv5


【スキル】

 ・〈忍び足〉Lv6

 ・〈熱耐性〉Lv8

 ・〈苦味耐性〉LvMAX

 ・〈回復促進〉Lv5

 ・〈苦痛耐性〉Lv4

 ・〈ランページ〉Lv3

 ・〈英雄の一撃〉LvMAX

 ・〈暗視〉Lv6

 ・〈毒耐性〉Lv7

 ・〈石化耐性〉Lv5

 ・〈麻痺耐性〉Lv5

 ・〈催眠耐性〉Lv5

 ・〈頭痛耐性〉Lv5


【アイテムボックス】

 ・セプチーニの枝×1

 ・スライムの破片×47

 ・リフレ草×64

 ・ボタナ草×9

 ・傷薬入りのビン117g

 ・輝緑石×6

 ・オークの角×24

 ・ボスオークの角×2

 ・魔力石×1

 ・ポイズンスライムの破片×2 [毒]

 ・ディーパの羽根×2 [麻痺毒]

 ・ヨーウィーの牙×4 [神経毒]

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「残り魔力1200か。」


 で、〈暗視〉の【スキル】は・・・


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【スキル】

 〈暗視〉Lv6…消費魔力60000

 ・一時間の間、暗闇での視力が高くなる。Lvが高くなるほど、効果がます。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「消費魔力が多すぎるだろ。」


 でも、これがなきゃ壁にぶつかるだけ。

 しかし、〈超回復〉をしないと左腕が治らない。(火傷したり、斬られたりと左腕は大変だな。)


「頼むぞ、魔力石。」


【アイテムボックス】から魔力石を取りだし、中に貯まった魔力を吸いだす。

 この中には、ボスオーク戦からの一週間貯め続けた魔力がある。


「これでどうだ?ステータスオープン。」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イロアス 5歳 Lv75 魔力量206300/375000


【称号】

 [俊足の暗殺者]

 [忍び寄る者]

 [暗殺者]

 [スライムキラー]

 [ゴブリンキラー]

 [英雄]

 [到達者]

 [ダンジョンに挑みし者]

 [進みし者]


【イレギュラーユニット特典】

 ・1LvUPごとに魔力量+5000、ステータスポイント+10。

 ・10LvUPごとにエクストラポイント+1


【ステータスパラメーター】  SP…156

 ・筋力…100     ・魔法防御力…95

 ・知力…100     ・物理防御力…95

 ・素早さ…100    ・器用…100


【エクストラスキル】    EP…2

 ・〈鑑定〉Lv2

 ・〈超回復〉Lv5


【スキル】

 ・〈忍び足〉Lv6

 ・〈熱耐性〉Lv8

 ・〈苦味耐性〉LvMAX

 ・〈回復促進〉Lv5

 ・〈苦痛耐性〉Lv4

 ・〈ランページ〉Lv3

 ・〈英雄の一撃〉LvMAX

 ・〈暗視〉Lv6

 ・〈毒耐性〉Lv7

 ・〈石化耐性〉Lv5

 ・〈麻痺耐性〉Lv5

 ・〈催眠耐性〉Lv5

 ・〈頭痛耐性〉Lv5


【アイテムボックス】

 ・セプチーニの枝×1

 ・スライムの破片×47

 ・リフレ草×64

 ・ボタナ草×9

 ・傷薬入りのビン117g

 ・輝緑石×6

 ・オークの角×24

 ・ボスオークの角×2

 ・ポイズンスライムの破片×2 [毒]

 ・ディーパの羽根×2 [麻痺毒]

 ・ヨーウィーの牙×4 [神経毒]

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 けっこう取り出したつもりだったのだが、20万とちょっとしかない。


「〈超回復〉。」


 身体が柔らかい緑色の光に包まる。斬られていた左腕は再生し、右腕の黒い染みも消えた。

 だが、まだ魔力は足りてない。もっと魔力を取りださないと。

 …

 このくらいか?もうほとんど残ってないぞ魔力石に。


「ステータスオープン。」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 イロアス 5歳 Lv75 魔力量146300/375000


【称号】

 [俊足の暗殺者]

 [忍び寄る者]

 [暗殺者]

 [スライムキラー]

 [ゴブリンキラー]

 [英雄]

 [到達者]

 [ダンジョンに挑みし者]

 [進みし者]


【イレギュラーユニット特典】

 ・1LvUPごとに魔力量+5000、ステータスポイント+10。

 ・10LvUPごとにエクストラポイント+1


【ステータスパラメーター】  SP…156

 ・筋力…100     ・魔法防御力…95

 ・知力…100     ・物理防御力…95

 ・素早さ…100    ・器用…100


【エクストラスキル】    EP…2

 ・〈鑑定〉Lv2

 ・〈超回復〉Lv5


【スキル】

 ・〈忍び足〉Lv6

 ・〈熱耐性〉Lv8

 ・〈苦味耐性〉LvMAX

 ・〈回復促進〉Lv5

 ・〈苦痛耐性〉Lv4

 ・〈ランページ〉Lv3

 ・〈英雄の一撃〉LvMAX

 ・〈暗視〉Lv6

 ・〈毒耐性〉Lv7

 ・〈石化耐性〉Lv5

 ・〈麻痺耐性〉Lv5

 ・〈催眠耐性〉Lv5

 ・〈頭痛耐性〉Lv5


【アイテムボックス】

 ・セプチーニの枝×1

 ・スライムの破片×47

 ・リフレ草×64

 ・ボタナ草×9

 ・傷薬入りのビン117g

 ・輝緑石×6

 ・オークの角×24

 ・ボスオークの角×2

 ・ポイズンスライムの破片×2 [毒]

 ・ディーパの羽根×2 [麻痺毒]

 ・ヨーウィーの牙×4 [神経毒]

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 14万か、〈超回復〉ってチート能力すぎるから消費魔力量が半端ないな。


「〈暗視〉。」


 おお!よく見える。消費魔力が多すぎるけど、これは野戦で有用だな。


「さて、帰りますか。」


 地下11階層への階段に背を向けて、家への帰路につく。



腕を断ち切られたら、どれほど痛いのでしょうか?

想像すると怖いですね。

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