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標本係の事件簿  作者: 不思議の国の憂華
1/4

謎解きは放課後に

ここは、草木高校科学部標本係である。

標本係には、1人の女子と男子がいた。

唯一、科学部には、女子一人しか入部していないのが現状だ。

昔は、この高校は、男子高だった為女子が少ない。

「今日は、何やるの?」と欠伸をしながら聞く女子がいた。名前は野薔薇 亜璃朱。

「今日は?ではないでしょ?今日も蝶の標本作り。来週の月曜日までに終わらせるのだから。」と眼鏡の鼻あてをあげて答える秋川大雅。

「果たしてこれ、してるより実験やった方が楽しかったな。」

「そうだな。俺らは、もう、実験とは関係ない。

地下室で黙々と標本作りしているしかないだろう。」

「そうだな。なんか「待って、殺人事件おきるわけ無いだろ?」

と大雅。

「殺人事件あれば、私達、標本部がとっとと事件解くのによ。」むっとした顔で亜璃朱が言った。

「まぁまぁ、待てよ。」

と慌てて、止める大雅。

「お疲れ様。」と標本室のドアから入ってくる。

「なんだ、遼河か。」

この男子は、田辺遼河という。コンビニのレジ袋を下げながら、標本室にのそのそと入る。

基本、標本係は二人で活動をしているが、人手が足りないときは遼河も標本作りの手伝いを行う。

遼河は、裏では学校通の情報屋を担っている。

「おう、標本作りお疲れさん。」

「嗚呼。レジ袋の中に何が入ってるの?」と亜璃朱が言う。

「嗚呼。勿論。

シュークリーム3つと情報さ。」と遼河言う。

「遼河は、なんの情報を持ってきたのさ?」と聞く大雅。

「殺人事件。」標本室は静まりかえる。

「待って?

本当に殺人事件があったの?」と亜璃朱。

「嗚呼。さぁて、話せば長くなるよ。」と手を叩く遼河。

「その話しは、シュークリームを食べてからにしない?」と大雅。


その殺人事件は一体何なんだろう。


続く

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