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ナインライフス~不幸な少女と最弱魔王~  作者: 狐狗猫
第四章「アンデット戦争」編
279/327

58歩目「少年の正体」

また投稿ボタンを押し損ねていました。

これで何回目なのか。

 問題のもう一人、それは重傷を負ったドラゴンゾンビにとどめを刺した少年だ。

 あの時攻撃を受けてしまったのはうかつとしか言いようがない。

 両手に盾を装備した女に集中するあまり、周囲の警戒を完全に怠っていた。

 自身を弁護する訳ではないが、姿を変えた少女と銃を構えた男と玩具のような金槌を持った少年、誰を警戒するかと言えばまず真っ先に少女だろう。

 少なくともその数手前でドラゴンゾンビの魔力を大きく減少させた本人なのだから当然だ。

 次に警戒するとすれば銃を持った男だ。

 見た限り単発先込式の古臭い銃の様に見えたが、弾丸が特別性の場合もある。

 万が一、逆鱗や瞳、口の中を狙われたら危険なことには変わりない。

 と二人を警戒した結果、少年への関心が薄れてしまった。

 その結果があの一撃だ。

 咄嗟にドラゴンゾンビとのリンクを断ち切っていなかったらどうなっていたのか分からない。

「死を超越した存在である私に対してなお濃厚に感じられた死の気配」

 あれほどの死の気配を感じたのは久しぶりだ。

 長い生の中でもあれほどの気配を感じたのは幾度もない。

 

 記憶に新しいのは、滅多に怒ることのない我が王の怒りの怒りを浴びた時だ。

 あの時は隣に立っていたものが王の力で『滅せられた』のだが、すでに動いていない心臓が再度止まるかと思ったものだ。

 あとは竜の王と対峙した時だろう、見た目からは想像もできないほどの高エネルギーの塊のような存在だった。

 足が震えたのはいつ以来だろうか。

 かの少年の攻撃からはそれらに近しい気配を感じた。

 ならば彼の正体は??

「至高天……は出そろっているはずだ、少年のような容姿となれば……発明王か?」

 当人の少女(発明王)が聞いていれば怒り狂いそうなないようだ。

 勿論冗談である、男と女を間違えるほど脳は腐っていない。

「ならば……そうか、彼が最後の魔王か」

 王国に魔王が出現したというのは風の噂で耳にしたことが有る。

 部下を使って手に入れた手配書がどこかにあったはずだ。

 彼の正体は推測できた、ならば連れの少女についても彼を調べていけば自ずと判明するはず。

「……王国に忍び込んでいる『影』に連絡を、最後の魔王についてもっと情報を集めよ。市井の噂程度でも構わん。もっと情報が必要だ」

 血の気の無い部下……もっともこの建物で血色のいい人物など一人もいないのだが……は私の言葉に一礼すると音もなく影に消えていく。

 一先ず情報が集まるまでは彼らに本格的に攻勢をかけるのはやめた方がいいだろう。

「……足止め用の戦術を幾つか用意しておく必要があるな」

いつもお読みいただきありがとうございます。

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