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ナインライフス~不幸な少女と最弱魔王~  作者: 狐狗猫
第四章「アンデット戦争」編
242/327

22歩目「隊列」

本日二回目投稿です。

現実逃避にマルスは隊列について考えることにする。


 この部隊は中隊三つで構成されている。

 中隊は小隊二十で構成されていて、一小隊は五分隊だ。


 今の隊列は、中隊が横一列に並ぶような形でそれが三列並んでいる状態だ。

 さらに小隊事に分隊が前三分隊後ろ二分隊となる。


 マルスたちが配属されたのは一番前の三列。

 つまり最前列の最前列だ。


 中隊ごとの編成は、一番前を行く中隊はその殆どが傭兵で閉めている。

 正規兵は中隊長とその傘下の小隊のみだ。

 この中隊に配属されているのは、傭兵として規模が少ない物、能力の低いまたは未知数の物だ。

 つまるところ肉壁要員ということになる。


 中央の中隊はその半分以上が地方から集められた正規兵で、建前上は彼らが主力部隊となっている。

 もう半分は傭兵団として規模を持っている物や有能な傭兵団で固められている。

 武装の質はともかくとして実質的な主戦力は彼らであろう。


 三列目の中隊は、三割ほどが正規兵。

 残りは魔法が得意な傭兵が五割ほどで、わずかであるが治療魔法の心得のある者が一割、そして一番前に配属されているようなものと同じような傭兵団だ。

 最後の連中は背後から奇襲された際の肉壁要員ということだろう。


 閑話休題(話を戻そう)


 肉壁要員の最前列の最前列と言うのはつまり真っ先にやられる位置だ。

 間違いなくスパイ疑惑のせいだろう。


 もしスパイでなくとも、戦闘で戦って真っ先に潰れてもらえれば部隊内の不和が無くなる。

 スパイであったとしたら、逃げようとした瞬間に背後から銃弾の雨を浴びせればよい。

 万が一活躍して生き残ったとしても、本人は疑惑を晴らせる上に特別報奨がもらえ、後ろの被害が少なくて済む。


 どう転んでも美味しいという考え方なのだろう。

 マルスにしてみればくそくらえだ。


「それで分隊内の隊列なんだけどね」

 というアルトの言葉でマルスは現実に引き戻された。

「二×三の二列で行こうと思うんだ。前衛二人で相手を止めたり倒したりして、後衛の二人が遠距離攻撃、中衛の二人は能力を使って援護で」

 アルトたちの隊列は恐らく、大剣で相手を抑え込むアルトが前列、弓使いのフォルテが後方から援護して、魔法使いのピアが中衛から援護するのだろう。


 ではマルスたちはどうだろうか?

 ラドリオは銃使いであるし体格的に壁役には向かない。

 ジェニファーがいたとしたら遊撃の騎兵として扱うことができるのだがどちらにしても壁にはならないだろう。

 マルス自身はまだまだ肉体的には少年だ。

 同年代の子供ならば何人でも抑える自信があるが、不死者(アンデット)の軍隊となると難しいと言わざる負えない。


 消去法で木乃美が最前列となる。

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

あと30文字というところで一度文章が消えて心が折れかけました。

宜しければ感想や評価などをよろしくお願いします。

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