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ナインライフス~不幸な少女と最弱魔王~  作者: 狐狗猫
第四章「アンデット戦争」編
232/327

12歩目「襲撃」

『Side フォルテ』


 厄介事がやってきた。

 それが彼らに対する私の感想だ。

 準備金ほしさにやってきたのか、どうしても帝都に入りたいからビギナーズラックを狙ってきたのかは知らないが迷惑な話よ。


 木乃美とかいう女の子は、大人しくていい子だけどそれだけ。

 武器を持っている訳でもなければ、ピア曰く魔力も感じないらしい。

 金髪の男の子からは何となく避けられている気がする、あの子もどう見ても戦力外。

 へらへらしている男の方はアルトに比べると貧相すぎて見るに堪えない。


 意識してか無意識にかはしらないが、こっちに寄生するつもりなのは明らかだった。


 戦うつもりがないなら帰ってほしいわ、唯でさえアルトの気が木乃美に行かないか心配で気が気でないのに。


 仮に乱戦になった時は私もピアも積極的に助けに行かないことにしている。

 戦場を舐める奴は大けがをして痛い目を見ればいいのだ。

 流石に死なれると私も寝ざめは悪いので最低限は助けるつもりではいる。


 話は変わるのだけれど。


 奇襲をするとすれば何時を狙えばいいと思う?

 夜? 朝? 行軍中?

 何時でもいい、要は相手が油断している瞬間を狙えばいい。

 

 国境とはいっても明確な線が引いてあるわけでもないし、関所があるわけでもない。

 つまり私たちがどちらの領域に居るのかは明確ではない訳だ。

 相手の領域に入ったか入らないかよくわからない位置での休憩。

 奇襲をするには絶好だっただろう。


「うあー」

「て、敵襲!?」


 周囲の地面が突然盛り上がり腐った手や顔が生えてきたのはそろそろ撤収するべく準備を進めていた時だ。

 帝国正規軍の方は休むことを知らない機械の見張りがいる。

 教会騎士団の方は不浄を阻む結界がある。

 人間の見張りしか居らず、地中からやってくる相手を阻む結界もない大人数の人間たち。

 相手からしてみれば絶好の奇襲相手だっただろうね。


「この!」

「次々沸いてきやがる」

「固まれ! 固まるんだ!」


 統制を取る人間もいないからか周囲もパニックになっている。

 これは他人を助けに行く所の話ではない。

 私もピアも遠距離主体なんだ、ここまで近づかれると戦うのは厳しい。


「ピア、後ろをお願い」

「おっけいフォルテちゃん」


 私とピアはお互い背中を預ける形になる。

 お互いの英雄としての格は二等星、私の能力は『撃った矢をある程度操ることができる』ピアの能力は『魔力過貯蔵』

 つまり器用な弓兵と魔力の多い魔法使いだ。

 弓の威力が上がる訳でも、強い魔法が使える訳でもないので戦闘職英雄の中では弱い方だろう。

 竜の国でも称号も『竜の傍に使える者』戦えるが傍にいる程度、そんな職業だ。


「いやぁ!?」

「?」

 戦場に似つかわしく無い悲鳴が私の耳に届いた。

いつもお読みいただきありがとうございます。

昨日更新できなかったので、今日は二本立てです。

最近色々ぐだってきているので、少し身を引き締めないと。

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