表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ナインライフス~不幸な少女と最弱魔王~  作者: 狐狗猫
第四章「アンデット戦争」編
230/327

10歩目「第四分隊」

26時はせーふでしょうか

『Side マルス』


 マルスたちの部隊名は『傭兵大隊第二中隊第十八小隊第四分隊』となった。

 正確には帝国軍だとか独立とかつくらしいが、末端で戦う者たちにはあまり関係のないことだ。

 正規部隊や教会騎士団に比べて数は多いが、能力はピンキリ。

 そして一番に敵陣に突っ込まされるらしい。


 帝国としては死んでくれた方が最終的に支払う金が少なくなるから合理的ではある。


 分隊長はアルト青年だ。

 木乃美は指揮経験皆無で、ラドリオも分隊行動の経験なし。

 アルト側の二人もそういった経験はなく、マルスはいろいろ面倒なのでパス。

 結果やる気もあり、チームを引生きているアルトが分隊長となった。

 隊長と言ってもやることは小隊事のミーティングの出席とお金の受け取りくらいである。

 傭兵ごときに過度の期待はしないということなんだろう。


「改めて分隊長のアルトだ、諸君の奮闘に期待する、なんてな。命あっての物種だ、全員命を大事に出来ることをしてくれればいい」

 アルトはマルスを見ながら言っている。

 どうやらマルスと木乃美は戦闘要員として見られていないらしい。


 分隊員は、マルスと木乃美とラドリオ、そしてアルトとフォルテとピアの六名である。

 馬車通りとなりで語り合った二組が同じ分隊に配属されるなんて運命的なこと、というわけではなく。

 馬車が近いもの通しが分隊として組まれたので当然の結果だった。


「(これを知っていたらラドリオを蹴ってでも場所を変えたんだがな)」

 みれば三人分隊の奴らも何人かいる。

 ラドリオとマルスと木乃美の三人だけであるならば、木乃美の力をあてにすることもできるのだが。

 木乃美の力を知らない者の前で使わせることにはリスクをマルスは感じている。


 驚くくらいならば問題はない。

 問題は彼らの中で王国の手配書を見たことがある者がいた場合だ。


 昨日たき火を囲みながら聞いた自慢話……としかマルスは思えなかった経験談のなかに、王国のお尋ね者を捕まえた話がいくつかあったのだ。

 竜の国、ドラゴニアと王国の仲は悪い。

 実際国境沿いでは小競り合いが絶えないのだが、竜の国の英雄が王国以外で王国のお尋ね者を捕まえることは奨励している節がある。


 組合と教会騎士団も犬猿の仲であるあめ、外国で英雄を動かしずらい王国は、国外逃亡者を捕まえられる。

 竜の国は、王国から報奨金を取ることでわずかとはいえ国力を削ぐことができるし外貨も獲得できる。

 双方利益の有る関係と言うことだ。


 魔王と魂の魔女はさぞ高額報奨金をかけられているだろう。

 マルスたちが旅を急ぐことには、そういう問題もかかわってきているのだ。

いつもお読みいただきありがとうございます。

毎日少しづつ進む稚拙な作品に少しづつブック―マークが増えております。

有り難い話です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ