水風船
嫌われるのが怖くて
人と違うと思われたくなくて
差し出される水をすべて飲み込んできました
どんなにキツくても
どんなにツラくても
他の人も同じだと耐え続けてきました
でも、やっとわかったんです
私と他の人は、同じではなかったのだと
与えられた水の量は同じはずなのに
私の水風船だけ割れてしまったから
同じ種類でも、色や形は少しずつ違います
見えているはずなんです
分かっているはずなんです
けれど多くの人は、同じ能力を求めます
それは、自分自身も
どうか、種類で判断しないでください
必ずしも同じ大きさまで膨らまないのだと
思い出してください、気づいてください
その水風船が、割れてしまう前に