地獄の2丁目(会議編)
勝っても負けても、楽しかないわねー
月1回の責任者会議は、渋谷本社に集められた!ギリギリに参加しドアを開けると、重苦しい雰囲気の中、みんなが俺を見ている。ヤツがあの部所の新しい生贄か!と言わんばかりだ。お客さん的な立場の初めての会議を終え、会議室を出ようとすると、お偉いさんに制止された。みんなに合わせて帰る様にと!要は、ひとりでトット帰らず、コミュニケェーションを取れというのだ!俺の部所は早く帰って、数字を作らないと、営業マンの数は少ない。都心部のように何人もいて、誰かが数字を上げるだろうなんて、のん気に談笑している場合じゃない。死ぬか生きるかだ!オマケにココに来るまでのロスタイムもある。これが会議という名の吊し上げの序章とは、気づかなった。参加する度にその内容は、エスカレートしていった。今でいうスモールモーター並みか、それともそれ以上であったろう。幹部のひとりが、当時、社会問題であったインコ心理教のヘッドギアを使い、洗脳するのに使えそうですね!と提案している。まんざらてもない雰囲気に余計に会議が重く、苦しく感じた。そんな中、同僚が亡くなったという知らせを聞いた。会社からは、突然死としか報告がなかったから、詳細不明だがっ!
ラーメン屋と誘われ!