賄い前に一仕事!
賄い作ってる人が、カッコよく見えるのは何故かな?
外の掃除が終わると、ホールの準備と厨房準備に分かれた。俺は厨房中の仕事、同期はホールになった。ホールは、テーブルや椅子全てを店から出し、ホウキで掃き、洗剤と水をまき棒タワシで擦る。水をはいて乾いたらまた、テーブルと椅子を戻し、割り箸、豆板醤、にんにく、コショウ、ブラックペッパーなどを、準備する。コレを怠ったヤツがいて、営業中にマスターにエラい怒られた事があった!客の視線を感じながら、俺じゃありません!と、マスターに目で訴えた。厨房の中は、スープ用の香味野菜の準備と調味料のセッティングとひたすら元祖つけ麺の準備となる。大勝軒では、特製もりそばという。まだつけ麺という、ネーミングがなかった頃からだ!昭和36年6月池袋大勝軒がオープンする前からの人気メニューだ。中野大勝軒でマスターが商品化した。つけ麺のルーツとなる。もり用の白丼に、調味料を準備していく。コショウ、味の素、一味、砂糖、酢を定量を入れていく。特製もりそばは、マスターがすき焼きのタレをイメージして作り開発された。白丼が終わると、黒丼だ!これは常連さん用となる。店にある全ての丼ぶりを並べていく。
隣では、賄い担当が、焼き魚に味噌汁やご飯の準備していた。
初日から全てを公開して、教えてくれた。