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ああ大勝軒!  作者: どんばらじじい
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年下の同期

えーっ、タメ口?

 出勤初日、少し早めに店に行った!だが、俺より先に先輩らしき人が店頭に立っていた。おはようございます!今日からお世話になります、今原ですよろしくお願いします!と、低姿勢に挨拶した。そうすると、明らかに年下だろうそいつが、あっ、そう!俺もだよ!と、タメ口で、のたまった!

静岡から来たらしい。あーコイツも、今日からかーしかも、年下でタメ口かぁ〜少し不安になった!しかし、そうもいてられない。俺は次の先輩の来るのを待った。しばらくすると、次々に先輩が来て、仕事が始まった!ふたりに、Tシャツと前掛けねーと、マスターが、先輩に指示を出した。俺達は、憧れの大勝軒の新しいTシャツと前掛けを渡され、すぐに着替えた。朝一番の作業は、まず店のホールにあるマスターの寝床の片付けからだ!その頃、マスターは閉店後、店の丸椅子を並べ、コンパネを敷き、その上に布団を敷いて寝ていた。足が悪く2階の部屋に戻ることをしなくなっていた。寝床を片付けると、兄弟子が、マスターの足の治療を始めた、俺は、店の前の掃除をしながらそれを見ていた。靴下を下ろし、ガーゼをとり、足を生理食塩水で洗い、ガーゼを換える。マスターは塩素過敏症で消毒ができない体質だった。両スネがケロイド状になり、長靴を履くと、丁度患部に当たり痛いんじゃないか心配になった。

修行は始まったぜよ!

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