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厨二病の唄

厨二病の唄 (バイバイ)

作者: サメ吉次郎

君と「バイバイ」って挨拶がしたい

ただ「バイバイ」って手を振って笑ってよ

夢と言うには小さすぎてへこむけど

それがただ それがただ 難しんだ


教室に入ればまず そっと見回してしまう

君はどこに居る?席にいる?ラッキー!

僕は堂々と君の後ろの席に座り

ただ「おはよう」ってあいさつ

ただ「おはよう」って返事

なにげなく さりげなく ふつうに


「これ読んだ?」

なんてわざと続き物の本を

1冊づつ貸したりして

ネタバレギリギリの感想を 

わざと言ってみたりもして


ほら 慌てたり 怒ったり 笑ったり 全部

可愛い君を見て また ただ 好きって思う


一日一枚重なっていく日記みたいに

君への想いがまた一枚重なっていくんだ

甘くて苦くて青臭い

恋心が募る


君の中に僕のページはある?

無くなると寂しくなるような

そんな1ページがもしもあるなら

希望を持てるのにな


想いは言葉にしなきゃ伝わらないんだ

解ってる 重々それはホント承知の上で

タイミングが 友達が 雨が 邪魔をするよと

言い訳をする

やっぱり臆病風が吹いて

今日もただ背中を見送る


駆け寄って並んで歩いて

見つめ合って話をして

微笑んで名残惜しんで

また明日ねって「バイバイ」

そんなふうに「バイバイ」

って言いたいな

それがまだ 今はまだ 


君が今日はふと振り返って小さく手を振る

「バイバイ」





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