表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鉄壁のギルガⅠ ~リンゴール戦記Ⅱ~  作者: 金剛マエストロ
12/12

全十二回の集中連載も今回で終了です。

 ギルガには、夢があった。

 冒険者になること。

 今思うと、誰かを助けること、困っている人の助けになることを、自分はしたかったのだと思う。

 だから、強くなりたい。

 賞賛など、必要ない。

 ともに歩む誰かがいてくれれば、それでいい。

 一国一城の主なんてものは、さすがに柄じゃないけれども。

 ギルガの夢は、まだ、実現への一歩を、踏み出したところだ。

 人は、産まれた時から平等ではない。

 腕力の優れた者。

 資産を有している者。

 地位を確立している者。

 ギルガは何も持ち合わせてはいなかったけれども、偶然の出会いにより、挑戦の機会を得た。

 ギルガの人生が完結していない以上、これからも幾度となく挑戦の機会があるだろう。

 今後、新たな挑戦の機会を得たならば、臆せず、躊躇せず、前へ進んでいきたいと、ギルガは思う。

 たとえ、志半ばに倒れる結果に終わったとしても。

 自分で選んで進んだ道の先にあるものならば、それで良い。

『デラとアルフのドラゴン退治』の裏話的お話でした。

『デラと・・・』は、物語の終わり方が見えなかったので、結構駆け足でお話を進めています。

この、『駆け出し剣士の物語』を含めて、しばらくは『デラと・・・』の世界観の説明や、章の隙間のエピソードを描いていきたいと思っています。


このお話の主人公であるギルガの名前は、なかなかいいのが思いつかなかったので、メソポタミアの王様、ギルガメシュからもらいました。

短エピソード限定の主人公ですが、他のお話にも出てくるかもしれません。


それではまた、いつか、どこかで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ