表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
空っぽの武装魔道士δ  作者: 火琉羅
始まりの魔術
2/246

夢を見た家

 これは夢だ。


 先生には教師から怒りの視線を向けられるので、ある一定の距離には近づかないし、理事長さんには娘さんから暴力を受ける為、俺と普通に話をする2人には絶対に近づかない。


 じゃあ、誰だ?


 薄っすらと見える視線の先には自分の身長に合ってないぶかぶかの服を着て、ウィザードであろう帽子を被っている人とコンバットの特徴である黒色の頭の男がいた。


 俺の記憶では、男性の知り合いがいた記憶はない。


 そしてもう1人いることが、なんとなくだがわかる。その姿を見ることができないが、俺はその人に抱かれている。わかるのはそれだけ。でも、妙にそれが心地よく、安心した。


 不意に誰かに頭を触られた感触が襲ってくる。いや、触っているよりも、撫でられているという感覚の近いのだろう。


 嫌な気分はない。むしろ、より安心する感覚が強くなった。


 その感覚は夢から醒めるまで終わることはなかった。



 *



 目を覚まし、周りを確認する。


 そこは間違いなくソラの部屋ではない。ボロボロの部屋にそこら中に苔が生え、壁は今にも崩れそうな程もらい。いくら汚れている部屋といってもここまで自分の部屋を汚しはしない。


 外は夕時の時間であろうオレンジ色の光が外から差し込んでくる。


 寝ぼけていた頭で状況確認を終えると、寝心地いいベットから立ち上がり、部屋を後にする。


(収穫は無し、か……)


 部屋から出ると、先程通った見事で合ったであろう苔が生えたフローリングを通り、真っ直ぐ出口に向かう。気をつけなければ踏み外しそうになる小さな段差を注意しつつ、外へと続く扉をくぐり、外に出る。


 外に出ると、ソラが入っていた家と似ているようで似ていない家がたくさん並んでいる。

 ソラは特に気にしている様子はなく、いつものように帰宅する。


 家に立てかけられていた立て札には()()と書かれてあった。

今回はこの物語が未来であるということを出したかったので、ほぼ説明会になりましたが、ご了承ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ