表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我が家の暴君その名はリン  作者: リンの飼い主
6/18

リン様大脱走

とある日曜日のこと。

おやすみなのでゆっくり寝ていた私は、何やらよくわからない騒音で叩き起こされました。

バリバリ、と表せば一番近いかな、といったよくわからない音。

とりあえずぼんやりした頭で騒音の元を探しました。


換気の為に開けていた窓の網戸に何かがぶら下がっています。

寝ぼけてメガネをかけ忘れていた私の視界には、それが何かよくわからない黒い物体に見えました。

更に近づいて見ました。

猫です。

どこかの猫さんが遊びに来たんかなーとか寝ぼけながら見ること数秒。

にゃーん、と小さな声で猫さんが鳴きました。


網戸に外側からかきついている猫。

赤い首輪。

悲しげな鳴き声。


あれ?


「なんであんた外おるん」

思わず呟いた数秒後。


「ちょっとリン助脱走した!!起きて!」


母が部屋に飛び込んできました。



完全室内飼いなリン様。

母が洗濯物を運んでいる間に脱走。

母は気づかず30分くらい経過。

家の周りをぐるぐる回って怖くなったリン様網戸に飛びついて入れてくれとアピール。

母がリンが居ないことに気づいて家中捜索、居ないとパニック。

私リンが網戸に飛びついてることに気づく←イマココ。



部屋に飛び込んできた母にびっくりしてリンは網戸から飛び降りました。


「何しよん捕まえて!」

母の声で我に返って、慌てて窓を開けました。


「リンちゃん早よ入り!」

とりあえず近くにまだ居るかと思って叫んでみたら。

ぴょん、と窓から飛び込んできました。

よっぽど怖かったんでしょうか、自分から帰ってきました。

余りの素早さに怒るより先に爆笑してしまいました。

もちろんそのあとは捕まえてお説教&お風呂の刑に処しました。

おやつ抜きの刑も。


そして我が家の網戸と玄関には、自作の脱走防止網が設置されました。

100均のワイヤーネットと結束バンド、つっぱり棒で作成。

見事日曜日が潰れました。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ