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INFINITE Monsters Online~猫狂い少女による無自覚無双~  作者: 如月 隣夜
第二章 第一回公式イベント 五カ国親善試合
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第十一話


『さぁ、始まりました!シクステット本戦一回戦第4試合。流転vs華天の試合だ!先ずは西側から流転の登場!魔獣使いのハルラ、双剣士のスロウ、斧使いのコレーネ、治癒師のサクラ、水魔法使いのマリル、強弓騎士のソンネだ!』


わぁーーー!

頑張れー!



『続きまして、東より来たるは今をときめく話題の人々!新進気鋭のお茶目ライバー集団ライブ・ライフ!リーダーのハルカはワールドクエスト何個自発してるんだって疑問に思うぜ!魔獣使いのハルカ、暗殺者のスノウ、剣客のアカネ、狂戦士のセレーネ、巫女のサクヤ、奇術師のもっセルの入場だ!』


「出番だよ!行こう!」


ペルソナガールズの代表曲、“恋のジレンマSOS”をバックに私達は行進を始めた。


きゃー!ハルカお姉様ー!

スノウたんこっち向いてー!

サクヤちゃん可愛いー!

セレーネお嬢、今日もナイスドリル!!

アカネ最強!アカネ最強!

もっセル頑張れー!


凄い声援だ。

セレーネさんのドリルヘアってそんな人気なのかな…


「初めまして、ハルカさん。ハルラと申します。貴方に憧れIMOを今日までやってきました。こうして映えある舞台で剣を交えられる事、とても誇りに思います!」


一歩前に出て手を差し出すハルラさん。電脳漫才師だっけ?もっとおちゃらけた感じで来ると思ってたのにすごく真面目だ。


「初めましてハルラさん、私もお会い出来て嬉しいですよ。動画も拝見しました!とても面白かったです。無限たわしお気に入りです!」


私も出された手を取り挨拶する。

結構面白かったなぁ。

あの無限にたわしでボケるやつ。


「ひゃ!わ、私の動画見てくれたんですか!感激です!お世辞だとしても嬉しいです!」


「あはは、まぁあまり長話は出来ないので、さっさと始めましょうか!審判さんお願いします!」


気持ちを切り替え五歩下がる。

もっセルさんに場所を譲り中央に立っている。


「これより、流転vs華天の試合を始めます。両者合意と見て宜しいですね?第4試合始め!」


試合が始まると共にもっセルさんはスキルをどんどん回していく。


「皆様、本日はこのもっセルのショーにお集まりいただき誠に有難うございます。」


帰れー!

俺はハルカちゃんを見に来たんだー!

いいぞー!もっとやれー!



観客の罵声を浴びながらも(おど)ける様に鳩を出したり、花を咲かせたりと観客を湧かせる。


「そんなことをして何のつもり?」


「待ってソンネ!絶対何かある!……足元を見て!」


「んなッ…!チッ、嵌められたのね…!」


周囲の視線を手元に集めつつ、土と水複合の泥魔法を発動したもっセルさん。


流石だ、視線誘導が上手い。

けど本戦まで来た流転はそんなに甘くなかった。


すぐにハルラさんの指示が飛んでくる。


「皆今すぐに散開!体制を整えて攻撃開始よ!サクラ、回復陣を用意して!」


「了解だよー!」


「立て直そうとしても遅いよ?さぁ、ショータイムだ。〈泥人形作製〉〈疑似生命付与〉さぁ、ボクの泥人形達に勝てるかな?」


もぞもぞと流転の足元から泥人形が蠢きながら這い出てくる。


それぞれが〈疑似生命付与〉によって中級(lv40台)程度の強さだ。


それが二十体。


だんだんと数を減らされていくがまだまだ余裕は有りそうだ。


「もっセルさん調子良さそうですね。結構押してますよ!」


「いいえ。今は良いでしょうけど、何れ崩れていきそうですわ。あの子、普段はこんなピエロの様な真似はしない様な大人しい人ですもの。ハルカさん、油断せずに警戒しておきましょう。」


「うぇッ?そうなんですか?ホッ…!と、ちくちく弓が面倒ですね。もっセルさん介入しますよ!サクヤちゃんお願い出来る?」


ソンネさんの射ってくる矢がウザすぎる。

こういう時はカグヤちゃんにお任せだ。


「はい、ハルカお姉様。〈矢避けの陣〉〈重力陣〉〈防護結界〉発動!…月光結界・地閃!」


泥沼+月光結界によって身動きを封じたのを確認するとセレーネさんとスノウさんが飛び出す。


流転パーティの抵抗も激しいが数の差で押している感じだ。


私はどう動こうか…

と思ってたらスロウさんが此方に向かって来る。


泥沼の効果で動きが遅いし、まだ余裕があるな。


あ、あれやっちゃおうかな?


「皆!プランBSで行きましょう!一番近い人にお願いします!」


「「「「「了解!《模倣…創造》〈飛翔〉(スノウ)〈跳躍〉〈魔闘〉〈蹴闘術〉《破壊衝動》(セレーネ)《必殺》(アカネ)《幸運操作》(もっセル)バイカーシュート(ですわ)!!」」」」」


全員が一斉に技を放つ。


皆オリジナルのスキル混ぜてるから個性出るんだよね。


サクヤちゃんとアカネさんがターゲット被りをしたが、そこはアカネさんが咄嗟に機転を利かせて抜刀しソンネさんはその場に倒れた。


私は最後に残っているスロウさんを標的にバイカーシュートを発動。

矢を射ってくるが関係ない!


止められるものなら止めてみろ!


「ハーッ!バイカーシューットォー!」


ドガーン!


舞台にカッコつけてヒーロー着地する私の後ろで地面が爆ぜる。


フッ‥決まった。


『おーっと!何ということだ!パーティメンバー六人によるバイカーシュートの競演!まるで劇場版ペルソナバイカーを観ている気分だ!ここに第4試合の勝者決定!勝者は華天だぁー!!』


倒れた流転パーティが復活し、立ち上がる。


「クッ…本物の強さ、しかと此の身で体験させて頂きました。またいつか手合わせをお願いしても良いですか?」


「あはは、今回は作戦が嵌っただけですよ。挑戦はいつでも受けます!大陸間移動が解禁されたらタカマガツハラにも遊びに来て下さいね!」


そう言ってフレンド申請を送る。


ハルラさんは一瞬ぶるっと震えて涙目ながらも笑顔で有難うございます、と頭を下げて帰って行った。


とまぁこんな感動的な場面が合ったんだけどさ…


『ソロの部、対戦相手が確定しました。パーティ流転 リーダー ハルラとなります』


うん…台無しだよ、運営さん。

私の感動を返して…!


え、試合?

初手から全力で行きましたよ、はい。




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