第九話
ハルナちゃんと別れ、私は今度こそ貸切部屋に帰ってきた。
サクヤちゃん達も戻ってきていて各々、ゆっくり過ごしている。
師匠からの差し入れをモハさん達に押し付…じゃなくて手渡し、私もソファーに腰を落ち着ける。
早速、料理を押し付けたモハさん達が辛ッ!とかハルカちゃんエグいわー!とか、これがハルカちゃんの試練でやんすね!とか盛り上がってるけど、私じゃなくて師匠からの差し入れだって説明したんだけどなぁ。
ちなみに私と深雪さんは薄味派、茜さんは醤油最強教信者、辛いのが得意なのはセレーネさんとサクヤちゃん。
今もパクパクですわー!って嬉しそうにしてる。
可愛いかよ、セレーネさん。ずっと見てたい。
守護りたいこの笑顔…ってやつだよね。
もっセルさんは甘いもの好きで、偶にクッキー焼いてきてくれるんだけど…これがまた最高で…
「ハルカちゃーん。見てたよー?ウーハーに絡まれてたねー。ちょっとムカついたけど一撃なんて流石だねー。」
「なんかアーハーが私のファンで会いたいらしくて…けど、私は興味無かったのでさっさと逃げてきました。」
「ほう…あの全一の勇者くんが、ねぇ。オモシローい…!ハルカちゃんモテモテですねー、このこのぉッ!」
「面白くないですよ。こちらとしては気持ちは嬉しいですけど、同意を得ずに無理矢理呼び出そうなんて悪感情しか芽生えませんよ…はぁ…」
「うぅん…悪い子じゃないんだけどねー。ちょっと勘違いが激しくて、自分の考えが間違ってないとか貴方を助けるとか、平然と言える熱血主人公みたいな子だけどね。」
「うぇ?!アカネさん、アーハーと会った事あるんですか?」
「私が親交があるのは兄貴のウーハーの方。向こうはプロの道に進んだけど私やton点館、エトワール達の一個上の先輩でねー。それぞれ別の道を進んだけど偶に連絡は取ってるよ。……暑苦しい人だったなー。今もだけど。」
「あー、あの人ですか…確かに忘れっぽい性格で可愛いショタ…じゃなくて弟さんが届けに来てましたね、ほぼ毎日…無駄に暑苦しかったですし。」
「んー?あぁ、もっセルは年下派だったねー。特定の好みに絞ってると後で躓くよー。私は何でもイケる派だけどね。」
「…先輩のは見境ないって言うんですよ。もう少し自重してください…」
「たはー、こいつは1本取られたー。」
あー、成る程。
さっきの試合前に言ってたのはこの事だったのか。
道理で知った感じの話し方だった、納得。
ほわー…それにしても世間って狭い。
現在高校二年(同い年みたい)のアーハー氏。
お兄さんのウーハーさんが忘れ物をしがちで偶に届けに来てくれてたみたい。
「あー、そろそろ23時ですか。私は落ちますけど皆さんは好きにしてて下さいね。」
「私も。明日スタートからケットシーだから落ちる。」
「わたくしも少しお勉強しようと思ってましたの。皆様それでは御機嫌よう。」
私、スノウさん、セレーネさん、サクヤちゃん、琉歌さん、紗月さん、メニーさん、コトネちゃんの学生組はここでログアウト。
まぁ生活バランスを崩すのは良くないからね。
月曜が辛い、のは皆一緒か…。
ということでおやすみなさい…とはいかないんだなこれが。
お風呂に歯磨きなど諸々やらなきゃいけないことも残ってる。
1時に寝れるかな…?




