第一話
明けましておめでとうございます。今年も当作品を宜しくお願いします!
「ほっ!よっ!スノウさん二匹そっちに行きました。」
「ほいほい。火遁 乱火弾。」
「もうすっかり馴染んでますね!新しいジョブは。」
「ん。それもハルカのお陰。明日のイベント楽しみ。」
「そうですね。最初はシクステット…パーティ単位でしたっけ。頑張りましょうね!」
スノウさんと領内西側にあるフィールドにて最終調整を行っていた私は、公開された情報に目を通した。
夕方から行われるイベント最初の項目、六人による対戦試合。
私はスノウさん、アカネさん、セレーネさん、もっセルさん、サクヤちゃん達と参加する予定だ。
当初予定されていたイベントは十日だったがあまりに参加者が多いので二日伸びて、二日で一部門という形になったらしい。
「あ、アカネさん達も来ましたよ!おーい、こっちでーす!」
「やっはろー、二人ともレベリング順調みたいだねー。」
「はい、何とかカンストまで持っていけそうです。」
レベルキャップは100。
今は97なので今日中には上げきりたい。
「本当にハルカさんは凄いですわね。わたくしも追いつきたいのですが…」
「お嬢様のペースで良いんですよ…おっとこちらではセレーネさん…でしたね。」
「もっセル。配信していなかったとは言え私達の主従は秘密ですわよ?」
「はい、畏まりました。」
うーん、良い主従関係だなぁ。アカネさん達とは雲泥の差だ、と視線を避ける。
「こら、三馬鹿!ちゃんと働けー!」
「ひえー、アカネさん許してクダさいー!」
「あれは舞侍が悪いでヤンス!ちゃんと仕留めないとダメでしょ!」
「チッ…うっせえな。ヤンスはもう少し俺にバフを打ってくれよ。そうすりゃあんなボスくらい余裕だってのによ」
……なんて言い争いをしてるくらいだ。
まぁ喧嘩してもすぐに仲直りしてる辺り仲がいいんだろうけど。
視線を逸らした方向で刀を振るいモンスターを倒したアカネさんとスノウさんが引き入れた新入りの人達と目が合う。
ヒルゼン攻略後の深夜に会ってアカネさんが交渉したと言う。
「社畜丸さん、お疲れ様です。調子はどうですか?」
「これはこれはハルカ様。それはもう最高ですよ!あのブラックから救い上げてくれた社長…アカネ様のお陰です。華天に一層の忠義を誓いますよ!」
「あはは、あまり無理はしないで下さいね。」
「ご配慮痛み入ります。無理はしないので大丈夫ですよ。それではノルマが有るので失礼しますね!おら、ドーン、キララ、ガロウキリキリ働けー!今日の分のノルマさっさと片付けるぞ!」
社畜丸さん、ドーンさん、キララさん、ガロウさんの四人はヒルゼンにて活動していたらしく現在はヒルゼンの南、タイガという領地を任せている。
他にもトウカ、ライゴという領地をヒルゼン攻略の日に手に入れていて驚いた。
何とか縦に伸びていた領線を膨らませる事に成功している。
新しい仲間といえばこの子もだね。
ひょっこり現れた桃色の髪に短い浴衣を着た浴衣を着た少女…コトネちゃんだ。
「ハルカお姉様、お疲れ様です!肩でも揉みましょうか?それともお茶飲みます?あ、サクヤちゃんは向こうで魔猪狩りしてますよ。」
「ありがと、大丈夫だよ。コトネちゃんも馴染んでくれて嬉しいよ。」
「ぬふふ…ハルカお姉様から感謝された…!今日はいっぱいレベル上げるぞー!」
とててー、と走り出した後ろ姿を眺めながらサクヤちゃんの居るダンジョンに走り出すコトネちゃん。
うん、あの二人私の事お姉様って呼び妹分を主張してるから、何かしら衝突しがちなんだよね…
けどコトネちゃんがあまり気にしない性格だからか、直ぐ仲直りするし、イベントではデュオを組むらしいから関係は良好なのかも知れない。
サクヤちゃんもペルソナガールズのメンバー以外仲いい人は居ないみたいで学校でも孤立しがちみたいだから同年代の友達が出来て嬉しいのかも。
最近は私も生天目ちゃんを連れてお昼休みは一緒にご飯食べたりする様になったから大分改善されたけどね。
コトネちゃんは私の動画をしっかり見てくれた様で二日後くらいに完成した魔猪の宴前の本拠地にアヤさんサヤさんを引き連れてやって来た。
それから華天に所属する事になり十虹の青…槍部隊長を任せている。
穴開き状態の十虹も埋まってきてホクホクだ。副隊長の紗月さんとも関係は良好らしい。
「ハルカ、そろそろ配信の時間。」
「あ、そうでした。それじゃ始めますか…ハローにゃあにゃあ!こんばんわ、ハルカです!今日も頑張りますよー!」




