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第四十五話


時間はあっという間に経つもので既に20時30分。ヘッドギアを再装着しタカマガツハラの地へ再臨した。


結論、三馬鹿とスノウさん双子天狗とのトレードで話は落ち着く。


そこにサクヤちゃんを入れてパーティの能力値を平均化させる。


IMO(こっち)も夜になったからサクヤちゃんの能力値二倍だからねー。

本当にチートだよ…


単純な強さで言うと、サクヤちゃん(夜限定)=アカネさん>私>スノウさん>セレーネさんって感じだからね。


さっきの対決、夜でサクヤちゃん、アカネさん、セレーネさんで出てたら多分あんなに苦戦してなかったと思うし。


まぁ、それは良いか。


と言うことで早速双子天狗とコミュニケーションを取る事にする。


「やっほー、二人とも。気分はどう?」


「あ、大将か。ふ、ふん。オレっちは早く闘いたくてウズウズしてるぞ!」


「あんちゃん、おバカ。ごめんなさいハルカお姉ちゃん。二人とも少し緊張してます。相手はおじいちゃんを倒した相手だから…」


アボウは少し震えながらも強気に言って見せ、カボウの方はかなり震えていて俯きがちだ。


で、ですよね…そりゃ尊敬する人を倒した相手にマトモに戦ったことの無い幼い二人は震えますよね…完全に選択間違えた。


ここから挽回する。


私は二人の手を握り視線を合わせる。なるべく優しい声音を意識して二人に声を掛けた。


「ごめんなさい、私が間違ってた。怖いのは当然だよね。でも…大丈夫。私達結構強いからね!だから二人が心配する事なんて何も無い。私が、私達が二人を守るから。だから一緒に行こう!そして、おじいちゃんを虐めた奴なんかやっつけてもう大丈夫なんだって安心させるの!……どう、出来そう?」


「……当たり前だ!カボウ、オレっちは決めたぞ…?大将に着いてく。お前はどうする?」


「え?あ、うん。ボクもハルカお姉ちゃんと一緒に戦う。今は弱っちいけど、強くなって二人でハルカお姉ちゃんを守ろう。」


カボウがそう告げた、その瞬間。

またもアナウンスが響く。


『幼き双子天狗、アボウテング カボウテングの好感度が最大に達しました。以降貴方に忠誠を誓います。契約をしますか?Yes/No』


こんなの決まってるじゃん。私達はコンソールパネルを操作し、〈従魔契約〉を結んだ。どうやら双子は二人で一人の扱いらしくステータス画面は一つで表示されている。


名前 アボウテング♀ カボウテング♂ <名前を変更できます>

種族 子天狗 ランク☆☆☆ レベル18

属性 風 念

スキル 飛行 風魔法 念魔法 棒術 農業   学習 筆写


ふむふむ。スキルはまだ少ない感じだね。


アボウ、女の子だったのか。あれ?カボウ、あんちゃんって呼んでたよね?


二人に聞くとあんちゃんというのはアボウが転じて付いた二人だけの渾名の様な物らしい。


うーん、アン…アン…アンジュはどうだろ?

アンジュに改名する?

カボウもカ…カ…カキツバタにして…うん、良いかも。二人に確認すると…


「アンジュ…へへ、何か照れくさいな。ガサツなオレっちには似合わねえよ。けど…大将がその名前が良いってんならオレっちに文句はねえ!アンジュの名を誇りに思って生きてくぜ!宜しくな、大将!」


「カキツバタ…ですか。とても素敵な名前をありがとうございます。あんちゃん共々宜しくお願いしますね、ハルカお姉ちゃん!」


ぐぬぬ…か、か、可愛ええ…!

なんだこの破壊力は…!


アンジュ…貴方、女泣かせになるのでは?

カキツバタも子犬系ショタみたいで最高です…!


とまぁそんな一幕もありながら改めて二人のステータスに目を移す。


学習は未習得スキルを反復で練習すると取りやすくなる。



また筆写と併用することで割合確率で自らの覚えているスキルをアイテム〘まっさらなスキルスクロール〙に転写が可能とな…る?


ファッ?!何、このチート!?


アカネさんにスクショを共有すると、驚愕したのち高笑いをし始めた。


「くふっ…クハハハハハハ!何これヤバすぎ!こんなん学習スキルでスクロールのネズミ講…大金持ちのスキル取り放題じゃん!あー天下見えたわ…!ハルカちゃん、一緒に素敵なおいもライフを過ごそっか?」


あ、アカネさんの目が本気になってる…

おいもとはINFINITE Monsters Online=IMO‥というネットでの呼び名らしい。


まだ高笑いしているアカネさんにスノウさんが脳天手刀を繰り出すとやっと高笑いは止まった。


「ん、叩けば治る。この角度の微調整が難しい…我ながらいい仕事をした。」


それ昔の家電の話じゃ…?まぁいいや。


わちゃわちゃしてたらそろそろ作戦開始十分前である。


すでに同盟メンバーも勢揃いしてるし、ちゃちゃっとヒルゼン貰っちゃいますか。


私が担当するのは西側。

南がアカネさん、東がスノウさん改めサクヤちゃんのパーティ。


そして街をぐるっと回り込んで北西から最短で本陣を襲撃するのが、セレーネさんのパーティ。


今日は新月だからか夜闇に紛れやすいので行程は順調だ。

アンジュ、カキツバタが私の従魔になったのでパーティメンバーが減ってしまったが、何とかなるだろう。


私、スノウさん、メニーさん、ノノハさんの四人は城門を目視する位置に着いた。


程なくして他の人達からの到着チャットを確認し、私達は一気に城門へ飛び付いた。


『同盟 華天がヒルゼンに戦争を仕掛けます。』


というログが視界の片隅で流れていく。


ほえー。

同盟の名前と正規に攻め込むとこんなログが流れるんだー。


私、スミレに乗って城門を飛び越えて一気に敵本陣に突っ込んだり、既に崩壊した戦地に飛んだり、転移で行ったりだから何か新鮮。


というか私、碌な方法で領地攻めてないや…


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