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第十五話

本邸の一室を借りて私達は集まっていた。


軍儀の後主だった武将を同盟に参加させて家内の安全化を図った。


やることは山積みだ。先ずはステータスの強化。物攻と速度に50ずつ振り分けて残りを均等に割り振る。


その後ユイさん達を同盟に加入してもらって舞侍さん達、後合流組をソウジロウさんに謁見してもらい此方も加入。ヤンスヤンスさんは後でアカネさん達許可を出してもらえばオーケー。それからステータスを確認してると従魔リストのセツカがレベル30に達して点滅していたのでタッチすると進化が可能との事で確認をする。


「うーん、セツカはどれが良い?」


「はるかおねーさんがきめてもいいよ?」


「私としてはセツカの意見を聞きたいかな?それに自分の将来を他人に任せるのは良くないよ。一緒に考えよ?」


候補は三つ。

雪少女

雪魔女

氷晶魔


上から正当進化、魔法特化、特殊進化って感じだろうか。


セツカは魔法が得意だし、私的には下二つのどちらかから選びたい。


雪魔女は物理耐久が下がり魔力が上昇、かくれんぼやおにごっこなどの遊び系スキルは消滅し、雪魔法の上位に当たる氷魔法が使えるのと生産系の糸紡ぎや機織り、装備制作などが追加される。


氷晶魔は物攻魔攻の両刀使いで耐久はそこそこ。氷魔法と更に土魔法も追加される。反面生産系は皆無の戦闘要員になってしまう。


悩ましいがセツカには戦闘要員にはなって欲しくない。何て言うか可愛い妹分としてこれからも私やリスナー達を癒して欲しい。


その辺を丁寧に説明するとセツカの意見も固まったみたいだ。


「せつかね、はるかおねーさんのちからになりたいの。せーさんもまほーもできるゆきまじょ?になりたい!」


「分かった。それじゃ雪魔女に進化しよう。私も同じ意見だったから良かった。」


「えへへー。はるかおねーさんとおなじー!」


「セツカ、進化。雪魔女。」


セツカに眩い光が集まっていく。

頭二つ分大きくなった姿は幼さを残した綺麗な少女へと変貌した。


「ハルカお姉ちゃん。私、どうなった?」


「うん、とっても可愛くなったよ!ほら皆に見て貰って?」


成長したセツカの姿をアカネさん達にみて貰う。

皆に誉められたりお菓子を貰ったりとご満悦のセツカを見て私はほっこりした。


セツカを指輪に戻して、お次はマリーさんに貰った召喚チケット。

なんと即戦力の☆5が当たるスーパーレアチケットだった。


AIに気に入られて贔屓して貰ったってことなのかな?

まぁ、入手経路を暴露しなければ大丈夫な筈だ。

マリーさんに内緒って言われてるし。


中庭を借りてチケットを破ると、黒と紫の混じった毛並みの、馬より大きなワンちゃんが出てきた。


ダーククインウルフ ☆5 (名前を付けて下さい)

爪撃 噛みつき 闇魔法 騎乗

固有 影移動 統率


おー!凄い。固有が二つも付いてる。大当たりでは?


さて肝心の手触りは…

はっ…!ヤバい…

気付いたら顔を埋めて呼吸を忘れてた。

窒息のスリップダメージが入ってるし…

なんて魅力的で危険なもふもふだこと…


名前はどうしようかな。


・・・


「はい、ということで皆にこの子の名前を考えて貰おうと思います。私のネーミングセンス壊滅的なのでどうかこの子に素敵な名前を付けて上げてください。」


他力本願した。うん、ちょっお私じゃ手に負えません。アカネさんとかセレーネさんが素敵な名前を付けてくれるはず。


「ノワール」


「うーん、難しいですね。フェンリルを文字ってフェルは如何でしょう?」


「毛玉!」


「そうね、刻牙(コクガ)なんてどうかしら?」


「うーん、バイオレンスシャドウなんてどうだい?」


「そうですな。爪影(そうえい)なんてどうでしょうか?」


アカネさん、セレーネさん、もっセルさん、ユイさん、セガールさんの順で各々出してくれたがセレーネさんのフェルとかユイさんのコクガなんかは良いかも知れない。爪影も中々格好良いよね。


けどね、この子女の子なんだよね…


皆オスの名前を考えてるんだけどさ。


女の子…うーん、華って字は付けたいかも…


けどなぁ…エイカ、ソウカ…うーん何か違う。


紫色の花…(スミレ)はどうだろう?


「ねぇ、スミレってどうかな?あなた菫の華みたいに綺麗な色してるし。」


「きゃんきゃん!」


喜んでるみたいだ。他のクラメンも頷いてるし、これで良さそうだね。よし!


「命名、菫。宜しくね、スミレ!」


『従魔が三体登録されました。従魔士の能力を一部解放します。従魔念話 位置入換の能力がスキル〈従魔管理〉に統合されます』


おろ?なんか解放された。ふむふむ。


従魔念話は頭で思ったことを従魔に伝える事が出来る、と。一回の使用でMPを10消費するのか。


位置入換は距離に関わらず従魔と位置を入れ換える事が出来る。と。


あれ?もしかしてセツカやユウヒを他の戦場に派遣してピンチの時助けに入る事が出来る?


使いどころを間違えなければ相当強い切り札だけどMP200って今の状態だと一回きりしか使えなさそう。


それでもかなりの切り札だから使いどころは見極めないと。


これが今の私のステータス。



ハルカ 人族

職業 一人前調教師 LV49

HP280 MP216 SP0

物攻 124

物防48

魔攻94

魔防50

敏捷134

体力100

幸運100

固有能力 創造


スキル

テイム 従魔管理(従魔召喚 従魔鑑定 従魔念話 位置入換) 蹴闘術 跳躍 魔闘 見切り 勧善懲悪 渾身擊 倍加 食い縛り 合成 超幸運 豪腕 投擲


従魔 雪華 夕日 菫

同盟 (同盟の名前を付けて下さい)

メンバー▽(22/50)

同盟主 ハルカ

サブリーダー アカネ セレーネ

もっセル ユイ それは春のような美しさと儚さで… セガール モハメド 舞侍 ショミー チキ はやと


NPC

サブリーダー ハルナ・フジミヤ

ヤエモン・サンモト ジンゴ・カブラギ ソウジロウ・フジミヤ カンザブロウ・フジミヤ トウシロウ・フジミヤ テンドウ・サンモト ヤイチ・ユミヅカ マサツナ・カトウ


とまぁ、こんな感じのステータスになった。

今はお昼の2時くらいか。あと1レベル上げてサクッと二次職になっちゃおう。



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