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乱雑短編小説集:改  作者: Kaito3237
6/7

デスゲーム 第一話

「暗殺対象を殺害した。本部に帰還する。」

《ご苦労だった。報酬は弾む》

そうして、俺は無線のスイッチを切る。

俺は、とある暗殺組織に所属している暗殺者だ。

コードネームは、"forty four"で、44と書く。この組織にはランクがあり、下からF,E,D,C,B,A,S,SSの順で、それぞれのランクにプラスとマイナス、そしてその中間が存在している。つまり、24個のランクがある、というわけだ。一応俺は、S+に所属している。

しかし、流石の俺も今回は少しばかり手こずってしまった。勿論これには訳がある。どんなランクであろうとも、アサシン達は必ずパートナーを作る。それが、いつもならいる…はずなんだが、ここ最近本部に顔を出さなくなってしまった。そいつのコードネームは"Vanp"。読み方はヴァンパイアだ。本人曰く、「暗殺対象の滞納」によるものらしいのだが…確か、あいつは普通に任務をこなしていたし、そもそも、暗殺対象の滞納、なんて、そんなパワーワードは聞いたことがない。


あいつはどこに行ったんだ、とそう呟いたその瞬間、首に強い衝撃が加わり、俺は膝から崩れ落ちた。


しかし、俺も雑魚じゃねえ。すぐに立ち上がって、気配を探る。どういうことだ、全く分からなかった、そもそもとして、なぜ俺は狙われた?報復…はありえない。基本的に護衛は殺している。だから、報復なんてされる訳がないし、そもそもそんなやつには俺はやられない。だとしたら、俺の実力を知っていて、俺が感じられないほど気配を消すことのできる…


そこまで考えて、1つの可能性が見えた。こんなことできるやつは、あいつしかありえない…つまり、今の俺は…この襲撃者に勝つことは…


強烈な打撃音。瞬間、俺の意識の半分以上が吹き飛び、そして、俺の体は糸が切れた操り人形のように地に落ちた。そうだ、この推測が正しければ…俺は…この襲撃者に…は…


勝てないんだ…。


ーーーーー


…目は、開かない。だが、意識はある。床がある…これは、絨毯…?床を少し強めに叩く。…かなり広い部屋だ。たくさんの布擦れの音がする…俺以外にも、人がいる…?音的に、アサシンではない…というか、なんだ?ここは…

目が、開く。よし、これで周りが見える。っと…体中が痛え、だが…なるほど、ざっと見た感じ、100人ぐらいがこの部屋にいる。そして、モニターがあって…なんだこれ、まるでデスゲームの会場みてえな作りをしてやがる…


そんなことを心のなかでぶつぶつと呟いていると、巨大なモニターに玉座のようなものが映る。そして、機械音声でそいつは喋りだす。

《このゲームに集まってくれた諸君、おはよう。私はこのゲームの主催者だ。ふかふかの絨毯の上での目覚めはどうだい?喜んでくれると嬉しいな》

その声を邪魔するように、一人の男がモニターに向かって怒鳴る。

『おい!てめぇ!そこにいるんだろ、わかってるぞ!出てこい!警察に言われたくなかったら俺たちを開放しろ!出口はどこだ!言え!』

《…うるさいなぁ、君は人の話を黙って聞くということができないのかい?》

そして、木と木を打ちつけるような音がモニターの上から響く。そして、そこには黒いフードを被った、恐らくだが主催者が、ボルトアクション・スナイパーを持って立っていた。そして、その照準をスコープすら覗かずに合わせ、引き金を引いた。軽快で重鈍な発砲音と共に、少し遠くで真紅の花火と歓声が上がった。


歓声、まぁ悲鳴なんだが。その無数の悲鳴を他所に、主催者は言葉を繋げる。

《君たちには、今からデスゲームをしてもらう。ゲームは3つ。とても簡単なものばかりだ。10分後に、会場に案内しよう。それまで、周りと戯れていてくれ。》

(' . '_作者…え、作者だよね?

おはようございます(いや夜だろ)

今回の小説は、3部構成(多分)の短編小説(多分)です!

特に言うことがないので困っています。


皆さんは、デスゲームに参加したことがありますか?

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