あるある046 「事前調査は念入りにしがち」
3日後、トーナメント戦が開催された。
トーナメント戦は7日間で行われる。
初日はトーナメント戦第一試合と第二試合。
2日目はトーナメント戦第三試合と第四試合。
3日目はトーナメント戦第五試合と第六試合。
4日目は休息日。
5日目から準決勝戦に入る。
5日目はトーナメント戦第七試合と第八試合。
6日目はトーナメント戦第九試合。
7日目は決勝戦が行われる。
それぞれ午前と午後に分かれている。
エレンは第二試合でゲルトと戦うことが決まった。
あの憎たらしいゲルトを打ちのめせるいい機会になったことは幸いだ。
せいぜいエレンにぶちのめされてくれよ。
そんなことを思いつつ俺とセリーヌはトーナメント戦第一試合の観戦に来ていた。
もちろん目的は調査をするためだ。
エレンも誘ったのだが二日酔いでダウンしているため置いて来た。
まあ、第二試合は午後に行われるから急ぐこともないだろう。
トーナメント戦の第一試合は白髪の老戦士シドVS弓使いタック戦が組まれた。
予選で圧倒的な力を見せたシドが優勢に見えるが相手は間接攻撃のタックだ。
シドがどう戦うのが見どころだ。
「カイトさんはどちらが勝つと思いますか?」
「やっぱりシドだろうな。予選での戦い方を見ていたらシドに分があるように見える。セリーヌはどう思うんだ?」
「そうですね。私もシドさんでしょうか。けれど、タックさんの間接攻撃には悩まされるでしょうね。私の調べた情報によると……」
セリーヌは懐から手帳を取り出して事前調査した内容を報告する。
セリーヌの説明によれば白髪の老戦士シドの特殊能力は『颯刃』だと言う。
颯刃は抜刀で衝撃波を放てる特殊能力だ。
予選で見せたシドの技がまさに颯刃だったのだ。
あの圧倒的な力を見たらシドに分があるように思える。
しかし、弓使いタックも負けてはいない。
弓使いタックの特殊能力は『物質増殖』だ。
物質増殖はその名の通り放った矢を無数に増やすことが出来る能力だ。
親友のエミルの『倍倍』の特殊能力に似ている。
まあ、エミルの場合は触れたモノを倍に増やせる能力だけど。
にしても、ひとつの矢を無数の矢に増殖させるのだから厄介だ。
一回の攻撃で無数の攻撃を放っているようなもの。
セリーヌはこの情報をどこで仕入れて来たのかわからないが、デキる奴だと言うことはわかった。
「そうなって来るとシドも易々とは勝てなくなるな」
「シドさんが勝つのか、タックさんが勝つのか楽しみですね」
すると、登場門が開き白髪の老戦士シドと弓使いタックが入場して来た。
会場から割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こる。
シドとタックはステージの中央までやって来ると互いに一礼をする。
「さあ、トーナメント戦第一試合のはじまりです。東に登場したのは白髪の老戦士シド。シドはこれまでに60回もコロセウムに挑戦しているベテラン戦士です。経験は人一倍い多い。対するは西より登場した弓使いタック。予選第四試合では黒騎士ガイアと共に勝ち上がった戦士です。今だ、その実力は見せていませんが、どうなることか!」
司会者は饒舌にシドとタックの紹介をすませる。
「それではトーナメント戦第一試合を行います。試合はじめっ!」
司会者の開始の合図と共に銅鑼が会場に鳴り響く。
「さて、はじめるとするか」
「負けませんよ」
シドは刀の柄に手を添えて抜刀の構えをとる。
タックは弓を構えて矢の切っ先をシドに向ける。
会場がシーンと静寂に包まれて緊張が走る。
そして先に仕掛けたのはタックだった。
特種能力は使わずにけん制攻撃を仕掛ける。
シドはすぐさま抜刀をして矢を打ち落とした。
「さすがは白髪の老戦士シドですね。力の入れ方がわかっていらっしゃる」
「その程度の攻撃では颯刃を使うまでもない」
「それじゃあ本気で行かさせてもらいます」
タックは右足を踏ん張ると横に向かって駆け出す。
そして移動しながらシドに向かって矢を数発放った。
「そんなお遊びなど効かぬわ!」
シドは矢が近づいて来るまで待つと瞬間に抜刀して矢を叩き落とす。
一振りで無数の矢を叩き落とすのはさすがである。
普通の剣士ならば何振りかして叩き落とすのがせいぜいだが。
これも白髪の老戦士シドの実力が高いからできることだろう。
そんなシドの反応を見ながらタックはさらに攻撃を続ける。
シドの周りをグルグルと回りながら連続で矢を放つ。
「これならどうです。四方八方から矢が飛んで来たら動かざるをえないでしょう?」
シドは刀に手を添えて抜刀の構えをとる。
そして無数の矢が攻撃圏内まで近づいて来るのを待ってから颯刃を放つ。
シドの放った衝撃波は無数の矢を打ち落としながらタックへ襲いかかる。
タックは足を踏ん張ると後ろに飛びのいて攻撃をかわした。
「僕の攻撃を打ち消しつつ攻撃を仕掛けて来るなんて、さすがです」
「こんなものお遊びにもならぬわ」
タックは肩で息をしながら呼吸を整える。
さすがに激しく動き回っていただけに体力が消耗したのだろう。
一方で全く動いていないシドは余裕だ。
呼吸が乱れるどころか汗すらかいていない。
「やっぱりシドに分があるようだな。タックは動き過ぎだ」
「けれど、まだタックさんは特殊能力を見せていませんわ。まだまだわかりませんわよ」
俺とセリーヌは試合に釘付けになる。
この試合での勝者がエレンと戦うことになるから戦い方を調査しておく必要があるのだ。
まあ、第二試合でエレンが勝った場合にだけ有効なのだけれど。
「あなたには本気でかからないとダメなようですね。見せてあげますよ、僕の特殊能力を」
タックは大きく弓を引いて構える。
もちろん切っ先はシドに向けて。
そして呼吸を整えると勢いよく矢を放った。
矢は閃光となってシドに向かって行く。
すると、矢が無数に増えて流星群となった。
「何じゃと!」
シドは思わず横に飛びのいて無数の矢をかわす。
そしてムクリと起き上がって抜刀の構えをとった。
「どうです。僕の特殊能力のお味は?」
「ふん。矢を増やせる能力か?そんなの子供だましに過ぎんわ」
「増やせるのは矢だけじゃありませんよ」
そう言うとタックは呼吸を整えて意識を集中させる。
そして力を限界まで高めた所で自らの分身を生み出した。
それは実態を持たない分身ではなく、実態を持つ分身だ。
「何だよあれ。タックが5人になったぞ!」
俺が驚いている横でセリーヌは手帳を仕切りに調べていた。
「私が調べた情報ではあんなのはありません。これはどう言うことですか?」
「俺に聞かれたってわからないよ」
何が起こったのか全くわからない。
タックの特殊能力は『物質増殖』で矢を増やす能力なのだから。
それを自らの分身を生み出すなんて他の特殊能力でも持っていると言うのか。
そんなことはあり得ない。
特殊能力はひとつしか開花出来ないものなのだから。
驚いている俺達をよそにタックはシドに説明をはじめる。
「これはタダの分身じゃありませんよ。実体を持っていますから」
シドは目をこすりながらまじまじとタックの分身を見やる。
「僕の特殊能力は『物質増殖』です。本来であれば矢を増やすものなのですが、僕は特殊能力を昇華させたのです。自らに特殊能力を使って分身を生み出すことに成功しました。しかも実態を持った分身です。分身と言うよりも僕が5人になった方が正しいでしょうか」
「ふん。お主が5人になったところで変わりない。ワシには勝てんわい」
「随分と自信があるのですね。なら、それを証明してください」
5人のタックはシドを取り囲むように移動をする。
そして竜巻のようにシドの周りを駆け回りながら攻撃体制に入る。
「僕の攻撃をかわせますか?あなたに」
5人のタックは一斉に矢を放つ。
その矢も無数に増殖して雨霰の如くシドに襲いかかった。
すかさずシドは颯刃で衝撃波を創り矢を打ち落とす。
しかし、数本のやがシドの体を掠めた。
「くぅ……」
シドは膝を折ってその場に跪く。
「いくら経験の豊富なあなたでも僕の攻撃はかわせないようですね」
「今のはちょっと油断しただけじゃ」
「強がらないでください。5人の僕を相手にするのは無謀と言うものです」
シドの傷跡から血が滲み出す。
手負いの傷までには至っていないけれどダメージはそれなりにあるようだ。
「この勝負。行方がわからなくなって来たな」
「特殊能力を昇華させるなんて普通では出来ないことです」
「どんな修業をすればあんな風になれるんだ」
俺のおばさんを惹きつける特殊能力も昇華させればどんな風になるのだろうか。
おばさんを惹きつけられるんだから美少女も惹きつけられるようになるかもしれない。
そうしたら将来はモテモテだ。
美少女達と楽園でも築こうか。
毎日、美少女達と戯れながらウハウハと過ごす。
俺は美少女達の王になり美少女を侍らせるのだ。
おばさん達は召使としてこき使ってやろう。
想像しただけでも涎が垂れて来る。
これはぜひとも特殊能力を昇華させなければ。
俺がひとりあっちの世界に行っているとセリーヌが頻りに俺を呼んだ。
「カイトさん。カイトさん!ステージ上で動きがあるようですよ」
「おっ、おお。そうだったな。今は試合を観戦していたんだな」
夢の続きは後でたっぷりと見よう。
「まだ、続けますか?」
「無論じゃ。まだワシが負けた訳じゃないからな」
「なら、次で終わりにさせてあげますよ」
5人のタックはシドを取り囲むと再び竜巻のように周りながら攻撃体制に入る。
対して、シドは抜刀の構えをとりながら静かに目を閉じる。
5人のタックに意識を集中させて攻撃を読み取りはじめた。
シドの真っ暗な意識の中に5人のタックたちが浮かび上がる。
それはリアルな5人のタックとリンクしている。
タックの足の動きや弓を引く腕の動きまでリアルに再現して。
そして次の瞬間、5人のタック達の手から矢が射られた。
放たれた矢は閃光となりて無数の矢に増殖しシドに襲いかかる。
シドの中ではその動きはスロー再生のように映っていた。
シドは深い呼吸をしながら抜刀のタイミングを見計らう。
そして無数の矢が攻撃圏内に入ると素早く颯刃を放った。
「この程度でワシを落とせると思うなよ!」
無数の矢は颯刃が創りだした衝撃波によって全て打ち落とされる。
「さすがは白髪の老戦士シドですね。しかし、これだけではありませんよ」
今度は5人のタックが左右に動きながら弓を構える。
そしてランダムに連続で矢を射った。
放たれた矢は無数の矢に増殖してシドに襲いかかる。
シドは再び抜刀の構えをとり颯刃で矢を打ち落とす。
しかし、先ほどの攻撃よりも複雑になっているので捌き切れなかった矢がシドの体を掠めて行く。
そして致命傷とも呼べる攻撃がシドの右足を貫いた。
「くぅぅ……」
シドは思わず膝をつきそうになるが右足で踏ん張って抜刀の構えを保つ。
「今のは効いたようですね。まだ、続けますか?それとも降参しますか?」
「まだじゃ。まだ負けた訳ではない」
「それじゃあ最終仕上げと行きましょうか」
5人のタックは動きを止めると意識を集中させて行く。
そしてそれぞれに2人のタックに分身した。
全部で10人のタックが生み出された。
「おいおい、マジかよ。ここへ来て10人か。これじゃあいくらシドが強いからと言っても敵わないじゃないか」
「でも、よく見てください。タックさん前より小さくなっていませんか?」
セリーヌの指摘通り10人のタックは前より一回り小さくなっていた。
恐らくだが『物質増殖』を使い過ぎた代償なのだろう。
もしかしたら力も半減しているかもしれない。
見た目的には圧倒的にタックに歩があるがシドにも勝機は残されているようだ。
「この勝負、わからなくなって来たな」
「どちらが勝ってもおかしくありませんわ」
手に汗握るバトルが繰り広げられている。
それを感じているのは観客も同じなようで興奮しながら試合を観戦していた。
「それがお主の奥の手か。随分と可愛らしくなったものじゃないか」
「これは特殊能力を使い過ぎた代償ですよ。けれど、力は本物ですよ」
シドはタックがハッタリをかましていることは理解していた。
見た目が小さくなって何の変化もないことは考えられなかったからだ。
無理な『物質増殖』を重ねたことが原因であることは目に見えていた。
しかし、10人も相手に出来るほどシドにも余裕がない。
さっき食らった一撃が思いの外効いていたのだ。
戦いが長引けばシドの体力は消耗されて不利になる。
だから、短時間で決着をつけなければならない。
「それが本当ならば次で決着はつくはずだ。ワシも手負いになってしまったから後がない」
「いいでしょう。次で決めます。全力で行きますからよろしく」
10人のタックはシドを中心に十字になるように移動をする。
そして4人は右回り、4人は逆回りに竜巻のように回転しはじめる。
シドは抜刀の構えを保ったまま静かに目を閉じる。
意識を10人のタックに集中させる。
しかし、先ほどよりも複雑な動きをしているため思うように読み取れない。
8人のタックは弓を構えて攻撃体制に入る。
そして8人は一斉にシドへ向かって矢を射る。
同時に2人のタックがシドの上に飛び上がり頭上から矢を放った。
それに加えて放たれた矢が無数の矢に増殖してシドに襲いかかる。
四方八方に加え頭上からも狙われたシドに逃げ道は残されていない。
ここで全ての矢を打ち落とすしか生き残る道はないのだ。
シドは深い呼吸をしながらさらに意識を集中させる。
それは小さな虫の動きすら捕らえられるぐらい深いものだった。
すると、真っ暗なシドの意識の中にタックの放った矢が映し出させる。
それはスロー再生の如くゆっくりな動きとなって見えた。
シドはすぐさま体を回転させながらタックの矢をかわす。
同時に颯刃で衝撃波を放って無数の矢を打ち落とす。
その動きは流れる水の如くたゆまなく滑らかな動作で全ての矢を捌ききった。
「そんな。僕の攻撃を全て打ち消すなんて」
「それがお主とワシとの地頭の差じゃ」
今度はシドが反撃をする番。
シドは右足を踏ん張ってタックの懐に飛び込む。
抜刀の構えを保ちながら攻撃圏内まで近づくと。
「楽にさせてやる」
そう呟いて刀の柄でタックの腹を突いた。
腹を突かれたタックはくの字に折れ曲がりその場に崩れ落ちる。
すかさず、シドは踵を返して残りのタックを追撃をする。
8人のタックは避けることも出来ずにシドに打ち取られた。
「ちぃ、ここまで追いつめられるなんて」
「お主が本体じゃな」
シドは本体のタックの懐に潜り込む。
「あなたは全てお見通しだったってことですか」
「いくら10人になったところで本体が放つ気は消すことが出来ない。その気を辿ればすぐに本体がわかるのじゃよ」
「ふっ、そうですか。僕の完敗のようです」
タックは急に足を止めると両手を上げて白旗を挙げた。
「賢明な判断じゃ。だがお主の一撃も大したものじゃった」
シドは右足に刺さっていた矢を引き抜く。
すると、傷口からドバっと血が溢れ出て来た。
「もし、長期戦にでもなればワシの負けじゃった。手負いで勝てるほどお主は弱くないからな」
「その言葉だけでも救われます。だけど、次に戦うことがあれば僕が勝ちますから」
「そうじゃな。若者はそのくらいの意気がないと面白くない。楽しみにしておるよ」
シドはおもむろに立ち上がり右手を掲げる。
それに合わせるように観客席から歓声と拍手が巻き起こる。
司会者はマイクを片手に試合終了を告げた。
「これにてトーナメント戦第一試合は終了です。勝者は白髪の老戦士シド!」
観客席から割れんばかりの歓声と拍手が響き渡る。
それは激闘を繰り広げたシドとタックを称えるものだった。
「やっぱり勝ったのは予想通りシドだったな」
「これでエレンさんが勝てばシドさんと戦うことになるのですね」
「厄介な相手が勝ち上がってしまったな。エレンで勝てるのか?」
「エレンさんなら大丈夫ですよ。見ごたえのある戦いをしてくれるはずです」
セリーヌは自信あり気に言っているが俺は正直不安だ。
エレンが強いことは知っているがシドはそれ以上に強いのだ。
きっとシドとまともにやりあったらエレンの方が不利になるかもしれない。
それにエレンの特殊能力はどんなものかわかっていないのだ。
俺のように攻撃タイプの特殊能力じゃなかったら負けは目に見えている。
「セリーヌ。エレンは本当に大丈夫なのか?」
「もちろん。心配しなくても大丈夫ですよ」
セリーヌの言葉に嘘はまるで見えない。
エレンが優勝するかのような自信っぷりだ。
けれど、一抹の不安を上げるとすれば酒癖だろう。
今も二日酔いでダウンしているのだ。
午後にはトーナメント戦第二試合がはじまるのだぞ。
それまでに回復していなかったら負けは見えている。
「第二試合開始まであと何時間あるんだ?」
「お昼を挟んでからなので3時間ぐらいですね」
「あと3時間でエレンの二日酔いが治ると思うか?」
「無理でしょうね」
そうだよな。
二日酔いなんて長くても半日は治らないものだ。
エレンがいくらタフでも敵わないだろう。
「エレンは二日酔いのままゲルトと戦うことになるのか」
「そうなりますね」
「それでゲルトに勝てると思うか?」
「心配ですね」
「ちょっとエレンを見て来る」
「私も行きますわ。途中で薬局に寄りましょう」
俺とセリーヌはコロセウムを後にして薬局へ向かった。
それはもちろん二日酔いの薬を買うためだ。
薬を飲んだところでどの程度回復するかわからないが、何もしないよりマシだ。
宿屋に着くとエレンは頭を抑えながらベッド上で横になっていた。
「エレン。二日酔いはよくなったか?」
「話しかけるなよ、カイト。頭が割れそうだ」
「これは重症ですわね」
俺はコップに水を汲んで二日酔いの薬を差し出す。
「とりあえずこれを飲め」
「何だ、これは?」
「二日酔いの薬だ。飲まないよりマシだろ」
エレンは二日酔いの薬を3錠手に取って口に放り込む。
そしてコップの水をゴクリと飲み干した。
「これでしばらく安静にしてればよくなるはずです」
「すまない」
「第二試合の開始は3時間後だからな。それまでに来いよ」
「わかった」
とりあえず俺とセリーヌはエレンをそのままにして宿屋を後にした。
傍にいてもやることもないし、お昼をすませる必要があったからだ。
コロセウムの近くの大衆食堂で昼食をとる。
もちろん作戦会議をしながら。
「シドの調査は完璧だな」
「ですわね。これ以上、秘策を持っているとは思えませんからね」
「ただ、厄介な相手であることにはかわりない。シド対策を立てておこう」
俺とセリーヌは昼食をとりながらシド対策を練った。
もちろんエレンの戦いに役立てるために。
そんなことも露知らずエレンは二日酔いに悩まされていたのだった。
ギガが足りなくて投稿が遅れてしまいました。
月末になるとよくあります。




