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最凶の化物族  作者: アリのキリギリスっぽいやつ
prologue
7/21

1-6

今回も説明回です。

「特性?」


「そう。特性」


思わず聞き返したがあまり理解は出来ていなかった。

それを見越したのだろう、説明してくれたのを要約すると、


1:特性は1つしか持てない。


2:特性は奪えない。


3:特性とは1つだけ法則に干渉できる力の事。


4:特性の事はあまりわかっていない。


以上4つだ。

ここで気になったのは、[3:特性とは1つだけ法則に干渉できる力の事]のことだ。

これが本当なら俺も特性を持っているはずだが何も感じられないのだがどうなのだろう。

だが、疑問については師匠が教えてくれた。


「残念ながら特性はランダムで決まり、それを確認するのは実際にやってみないと分からない」


とのこと。


「じゃあ、実際にやってm…痛ッ!」


やってみようとしたら突然殴られ、冷たい目で見られた。


「お前はアホか。やった瞬間この辺り一帯が吹っ飛んだらどうすんだ。」


理解できずに首をかしげていると、師匠の目はドライアイスなみに冷たくなった。


「仮にお前の特性が[爆発]だったとしよう。[爆発]だった場合、制御の仕方が分からずに下手すれば核爆弾なみの爆発がおこるからな」


そう言われゾッとなった。

しかしどうやって確認すればいいのか分からないじゃないか。

それについては師匠が答えてくれた。


「規模が小さい事をやってみろ」



※数分後…



規模が小さい事、つまり跳ねたり走ったりしてみろということらしい。

そしていろいろとやってみた結果、俺の特性は…


「エネルギー[法則型]だな」


と言われた。


「法則型?」


と聞くと説明してくれたのを要約すると以下の通り


1:法則型と概念型とそれぞれあるが、概念型の方が上位の存在。


2:法則型は対象の法則に似た事を出来るらしい。(例:熱エネルギーを何も媒介せず、電気エネルギーに変える)


3:概念型は自分が対象を自分の特性の範囲内と認識したものを法則干渉できる。(例:炎を熱エネルギーと認識したら電気エネルギーに変えられる)


以上の3つだ。

気になったのは3つめの[対象を自分の特性の範囲内と認識した]のところだ。

これはチートのにおいがプンプンするぞ。

より深く聞いてみると更に分かった事がある。

それは特性とは[そうぞうりょく]に左右されるらしい。([そうぞうりょく]と表したのは[想像力]or[創造力]ともとれるため)

実際、師匠の特性は[細胞変化]というものだが師匠が本気をだすと生物じゃなくても[生物]と認識をすればそいつになれるらしい。

さて、自分の特性[エネルギー]とはどんな事が出来るのかいろいろと師匠と共にやってみたところ…


「イッヤッホー!」


I can fly と言う言葉を実感していた。つまるところ空を飛んでいるのだ。


最初はジャンプで木と木を飛んでいたが(ちなみに原理はジャンプする瞬間にエネルギーを大きくするイメージをした)これ空気蹴れるんじゃね?と思いやってみたわけだ。


月歩だ!、とはしゃいでいたら空気を蹴る事に失敗して落ちる事になった。


「!? やばい死ぬ!」


そう思い必死に態勢を立て直して空気を蹴ろうとしたが、イメージが上手く纏らず落ちた。


ゴキャァ!


「痛ッ!」


痛みを堪えてケガをしていないか足を見たが切り傷1つ負ってなかった。


「?」


痛みはあるのにケガは無い。どういう事だ?

そう思っていると師匠が近づいてきて言った。


「それが俺の概念型の特性の1つ、[不殺の祝い]だ」


「不殺の祝い?」


師匠が説明してくれてやっとわかった。

要は本当に常識にとらわれなければいいのだ。

俺が落ちたのは[落ちる]という?[認識]をしたのが原因なのだ。

理解できたのを伝えると師匠はあっさりと言った。


「よし、紛争止めて注目させるか」


…なぜ?

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