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今回、説明回です。
適応できなかった者は死ぬ。
そう生物史上最強が言い放った。
これが不満の原因である。そりゃあ死んだと思ったら人間じゃなくなって化物族になっていたらそう思うよ。
ただ、現実は不満を述べるだけという行為を許すほどそう甘くない。
「何を勘違いしているのか知らねえが、お前人間に戻れねえぞ。」
そう、俺を絶望に叩き落した。
PM:11:00
ゴンッ!
「痛ッ」
殴られたような衝撃と痛み。
目を開けると生物史上最強が立っていた。
「絶望しただけで、気絶するとか弱すぎだろ」
そう生物史上最強が言い、ため息をついた。
だが、俺はそれどころじゃなかった。
「化賀魔 怪亜は、妹はどうなるんだよ!」
俺が怒鳴りつけたにも関わらず生物史上最強は涼しい顔して言った。
「お前次第だ」
俺次第?まさか従えとゆうのか?すると生物史上最強は心底バカにしたように言った。
「お前の胸三寸でどうにでも出来る」
カッとなり言い返そうとしたその瞬間。
チリッ グサッ
「う、うがぁぁぁ!」
生物史上最強の腕を切り落とした怪しげな刀に俺の腹が貫かれていた。
痛みのあまり暴れまくっていると、生物史上最強はあっさりと刀を抜いた。
腹は大丈夫かと思い痛みを堪え見てみると、
「え?」
思わず素っ頓狂な声を出してしまった。
なぜなら俺の腹には傷一つついてなかったからだ。
PM:11:30
腹を刺されてから30分経過した。
生物史z…長いからあいつと呼ぶことにした。あいつが言った「お前次第だ」と言うのは文字通りだった。
俺がこれからどのように過ごすかで人類に関係し、ひいては怪亜にひびくらしい。
俺が破壊と殺戮の限りを尽くせば人類、および怪亜を滅ぼすように全てが俺の胸三寸らしい。
だが、1つ疑問がある。先ほど「破壊や殺戮の限りを尽くせば」と言ったがそんなこと出来るのかという疑問だ。
それについてはあいつが答えてくれた。
化物族には人間のように群れずに生きているらしい。しかしそれでは数の暴力で殺されてしまう。それではどうしたのかというと、法則に干渉した。
は?と思ったそこの君!間違ってないから安心してくれ!などとブツブツ言っているとあいつに気が狂ったのかと疑われた。(泣)
真面目に法則に干渉するというのをかみ砕いて説明してもらうと化物族の誕生が関わっているらしい。
まず化物族はもともと1つの生物に取り込まれた種族らしい。
その生物とは、生物の王(仮称)という生物に取り込まれたらしい。生物の王は高位存在、つまり神は取り込めなかったらしい。
なぜ取り込めなかったかというと神は半生半物半分生物、半分非生物の存在であるためらしい。
ちなみに神は善悪などないらしい。そして先ほど出てきた生物の王は当初神たちと無関係であったがたった1つだけ敵対存在がいたらしい。
名は非生物の神だと。(ちなみにこの時生物史上最強の目に憎悪が宿った)
生物の王と非生物の神は争い、存在が「木端微塵」になるまで戦ったらしい。
先ほどでた「木端微塵」という表現、これは文字通りらしく生物の王は取り込んだ生物をすべて「全」世界に散ったらしく非生物の神は支配していた非生物を手放しそれぞれ消滅したらしい。
では化物族は何かというと生物の王の「核」らしく意思を失った核はバラバラになり「力」となって逃げていく生物にとり憑いた存在らしい。(ちなみに怪物族は非生物の神がうんぬんかんぬん以下省略)※聞いてません
先ほどでできた「力」が憑いた生物は群れからはじき出され1人?で生きてはじき出された者同士集い化物族となったらしい。(怪物族は非生物の神を復活させるために集ったらしい)
そして化物族の役目は生物全体の質を上げて怪物族に自力で対抗できるようにするらしい。
以上。
長い!何行使ってんだよ!何、喋ってないと死んじゃうの!?
一通りツッコミ終わったから一旦整理しよう。
妹を守りたい→強くならないといけない→怪物族と争わなければいけない→ポックリ逝きます。
終わっている…
これからをどうしようか悩んでいると生b…あいつが言ってきた。
「とりあえずこの星で最強になったらどうだ?」
読むのお疲れ様です。