六話~もうやめて!アルバートのライフはゼロよ!~
またもや遊戯王ネタ
国王がメイドと思わしき人物に耳打ちをしてから、名を名乗ってきた。
「自己紹介がまだだったな。儂の名前はカステイル・ブラットス、こう見えてももう54歳じゃ」
その体格と年齢が反比例していることに驚きながら聞いていると、エリュが動いた。
「お父様、このホムラ様方は飛竜から私達を救ってくれました。なので何か褒美を与えて下さい」
「そうか、、、流石は召喚者様じゃ。あの飛竜から我が愛しのマイハニーを救って下さったか。どんな褒美を与えれば良いのか、、、お主たちは何が欲しいんじゃ?」
「出来ればこの状況を説明してほしいです。」
「そうか、まだ説明されておらんかったのか。では説明するとしようかのぉ」
そして、国王カステイル・ブラットスは語りだした。
「昔のここ、エルメギヌス王国は世界一の食料貯蔵量を誇る国、いわば食料大国だったのじゃ。じゃがそこに、魔王軍が攻めてきたのじゃ。奴らは土地を奪い、食料を奪い、家畜を奪い、この国を飢餓状体へと陥れたのじゃ。そして、この国には百年周期で起こっているある伝説がある。そして、その伝説では、「国民が飢餓に苛まれし時、異世界より召喚されし勇者と大賢者が神敵を討ち滅ぼす」と。そして丁度今年が百年目なのじゃ。もう、ここまで語れば、儂の言いたい事はわかるよのぉ?」
「魔王を倒してこいと?」
「うむ、そうじゃ。無論、タダでとは言わん。倒した暁には、何でもそなたにやろう。」
「吹雪、どうする?」
「別にやることもないんだしいいんじゃない?」と、黒髪ツインテールを靡かせながら首を傾ける。
「ノリが軽いなぁ。まあ、確かにやることも無いしいいか。」
「そうか。とても助かるぞ。」
少しの静寂の後、国王が口を開いた。
「そうじゃ、ステータスを見せてくれんかの?」
「はい。『ステータス』!」
穂村に続いて吹雪も唱えた。
シグサメ・ホムラ 16才
LV 6
HP 30000
ATK 7600
DEX 5000
DFF 2600
INT 9860
MP 12000
SKILL
・空間操作LV1=無機物を入れられる空間を作れる 消費MP0
・片手剣LV1=片手剣を扱える。 消費MP0
・魔力切断LV1=魔力だけを切断する。 消費MP800
・空間切断LV1=空間を切断する。 消費MP1200
・空刃LVMAX=斬撃を任意のスピードで飛ばせる。 消費MP100
・纏雷LVMAX=雷を任意のものに纏わせる。 消費MP 一分100
・鑑定眼=対象の解析を行う。 消費MP0
・言語理解LVMAX=言語を理解、使用できる。 消費MP0
MAGIC
・ヒール=任意の物のHPを込めた魔力分だけ回復する。
・錬金術=任意のものの形を変化させる。
WEAPON
・聖剣エクスカリバー=なんでも切れる。殺した対象のスキル3つを吸収できる。
・空歩のブーツ=魔力を少し込めることで、空を歩ける。
FROM
・UNKNOWN
ビャクヤ・フブキ 16才
LV1
HP 18000
ATK 980
DEX 3400
DFF 1320
INT 6720
MP ∞
SKILL
・大賢者の奇跡LV1=使用魔法の威力が10倍になる。※大賢者以外使用不可 消費MP0
・無詠唱LVMAX=無詠唱で魔法を行使できる。 消費MP0
・鑑定眼=対象の解析を行う。 消費MP0
・言語理解LVMAX=言語を理解、使用できる。 消費MP0
MAGIC
・魔法創作=魔法を瞬時に生成できる。ただし、強力な魔法にはリバウンドがあり、MPが足りないと発動しない。
WEAPON
・魔杖グランドムーン=死んで一分が経過してないうちに死体に
触れると対象の魔法を2つ習得できる。
FROM
・UNKNOUN
「っ!なんですかこのステータス!」
真っ先に発言したのはエリュだった。
「普通の人間のステータスの100倍ですよ!いくら何でも規格外過ぎです!」
「なっ!」
「ゴフッ」
国王から忘れられる、空気と化している、圧倒的なステータス差の3連コンボに大ダメージを受けて白くなっているアルバートを他所に話は続けられるのであった。