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デート〜序章、紡原蓮華〜

前回のあらすじ。デートに行くことになったわーい。

まずは蓮華とからだ。…この言い方すっごい罪悪感を覚えるんだが。


集合の30分前に着いてしまった…。

「遅かったですね。30分も待ちましたよ?」

集合の1時間前に来てたの!?

「女を待たせるなんていい度胸してますね?」

ああ…これがしたかったのか…。

「…お前頭いいな」

「伊達に学年1位やってません」

「…はあ…いいよ。お願い聞いてやる」

まあもともとそのつもりだったが。

「…じゃあキス…してください」

「良いぞ」

「は、はわわぁ…!」

「恥ずかしいんなら言うなよ…それじゃ行くぞ」

そっと手を伸ばしてきた。繋いでやるよ。


と、言うことでやって来ました。ここは動物園と水族館が一緒になってるところらしい。

…まて、言いたいことは分かるぞ?なんでこんな所でデートするんだ?ってことだろう?しょうがないんだ。蓮華が言ったんだから。

「さあ!早く入りましょう!さあ!!」

ほら。まあ動物も魚も好きだけど…。

入ってすぐは動物園だった。しかし動物園なんて久しぶりだなあ…。

「すごーい!ここはたくさんのフレンズがいる所なんだね!」

一回やってみたかったんだ。

「君はすぐに流行に乗るフレンズなんだね!」

「お前が言うのかよ」

そんな談笑をしながら回っていると、

「お、象か。でかいな」

「…あの、私って、夜和泉くんと付き合える可能性があるんですよね…?」

「ん?ああ、そうだな」

「じゃあ色々知っておきたいことがあるんです…」

ん?んん?なんで顔が赤いんですか?なんで紅潮してるんですかん?

「好きなプレ…食べ物とか、…の趣味とか」

おかしいな?『プレ』って何言おうとしたんですかね?趣味の前は何て言ったんですかね?

「お、おう…そうだな…」

キラキラした目で象見ながら「どれ位なんだろ…」とか言うの辞めて?僕が邪推しちゃうから。

場所は移って水族館。ジンベイザメが好きだ。でっかいから。

「おいし…綺麗…です」

誤魔化せてないよ…。

「確かに美味しいそうだな」

「…ふふっ。やっぱり…です」

言葉の最後は聞き取れなかった。


「最後にイルカショーでも見るか?」

「良いですね!」

という訳で移動。結構前の席に座れた。

「みんな〜!こーんにーちわー!」

テンションの高いお姉さんだな…。

「みんなでイルカのいーくんとるーちゃんとかーくんを呼ぼう〜!」

安直!!イルカだからいーとるーとかー!?もう少しいい名前つけて上げろよ!

心の中でツッコミながらショーが進んでいく。

「最後に〜大技を見せてくれるって〜!でも、ちょっと難しいからアベックの方でお手伝いしてくれる人いるかな〜?」

アベックって古っ!今はカップルって言うん———

「お!早かったそこのアベックの2人!前にどうぞ〜!」

おい!俺が心の中で話してるのに『グイグイ』って何!?

「行きましょう」

「アベックって俺達の事なの!?えっでも」

「何でもって言ったよね?」

言ってないです!確かに聞いてやるとは言ったけど!

「はーい拍手〜!じゃあ手を繋いで2人で!この旗を握ってて下さーい」

…もうやるしかないな。

「!?ちょ、ちょっと夜和泉くん…!ななな何で恋人繋ぎ!?」

「え?だって恋人(って言う設定)だろ?」

あれ?黙っちゃった。顔真っ赤だし。

「…もう…瑞樹くんはずるいです…」

「ん?今なんて———」

俺が聞きなおそうとする前に胸ぐらを捕まれ蓮華の顔の高さまで引っ張られ———右頬にキスされた。

「!?!?!?」

「おおーっとお!?アツアツですねぇ〜!」

「今日は特別な1日になりました。さらに瑞樹くんを好きになれたんですから!」

「蓮華…?」

「今度は、不意打ちじゃなくて合意の上でのキスを目指します…!」

たまにお前はそういう大胆な所があるよな…。

これで蓮華とのデートは終わりだ。はあ…大変だったな…。

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