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隣人  作者: 鈴木
本編
60/262

60 隣の芝生は青い

 ヴェルラトル帝国南西部とコルリスタ王国北東部とが接する湿原地帯は、長らく両国の国境線でありながらその領有権を巡って争われることはなかった。

 この湿原全域には長時間触れていると人体に悪影響を及ぼす瘴気が常態的に垂れ込めているのだが、それに加え、極めて致死性の高い毒素を含んだ底なし沼が各所に存在し、始末の悪いことに密生している丈高い植物で覆い隠され避けて渡ることが困難な上、毒持ちで肉食な半水棲の猛獣が数多く生息しており、そうした危険に身を晒してまで何が何でも開拓したくなるような有用資源も存在せずで領有するメリットが全くない。

 最も湿原に近い村や町でも水質の安全性や(辜負(こふ)族にとっての)害獣による被害などを考慮してかなり距離をおいた位置に作られており、当然、街道もそちらに合わせて敷かれている。両国を行き来するのに湿原経由は遠回りになるだけで、街道のない危険地帯をわざわざ敢えて通過しようとする者もまずいない。それこそ国境を越えることのみに意味のある、人里に近寄れない犯罪者でもない限り。


 そんな大半の人間にとっては存在価値のない、寧ろ邪魔なだけだった湿原を求め、現在、隣接する両国の土地の領主はその所有権を主張して醜く争っていた。

 湿原中央の、どちらよりとも言えない微妙な位置に、削れど削れど一昼夜で元通りに再生する、奇妙な獣の造形をした黄金像がいつの間にやら鎮座しているのが発見されたからだ。


 その巨大な黄金像は地球の犀に似た姿をしていた。いや、全身を長く豊かな体毛で覆われ、角は鼻先の長いものと目の上部の短いものとの二本があり、マンモスと同時代に生息していたウーリーライノセロスにより近いかもしれない。ただ、そのどちらと比しても決定的に違うと言える顕著な特徴をこの像は有しており、大きなうねりのある背中に、巨大で二枚一対の鳥のような翼を持っていた。


 危険地帯であっても、過去の探求心旺盛な者や欲深い者によって残されてきた湿原の様相に関する資料には、そのような像が存在するとは一言も触れられていなかった。

 まず隣接するコルリスタ側の土地の為政者が、好奇心から、報酬を惜しまず高位の魔術師に湿原の調査依頼をしたことで黄金像の存在が発覚し、万が一にも湿原絡みで相手国のみが利するのは我慢がならない、という欲から間諜を放っていたヴェルラトル側の隣接地の領主がそれを知って先に自領宣言をした。


 黄金像が運び出せる程度の大きさだったなら、領有権を主張する前に気付いていない振りをして、相手が油断している隙に奪い取ってしまう手もあっただろうが、像は地球の単位でいうなら全長四メートル、高さ二メートルもあった。加えて地面に固定されているようで、像の足元だけが柔らかい泥土ではなく堅固な岩となって張りつき、まるで土台であるかのような様相を呈しており、とてもではないが叶わなかった。


 下手に場所を移動させて、再生能力が失われでもしては困るという思惑もあったかもしれない。

 とにかく、そうした事情から黄金像はそのままに、土地ごと入手してしまおうと為政者達は画策し、湿原を巡る綱引きが勃発した。



 ―――純度の高いこの巨大な金塊が自壊も自沈もせず地上に存在し続ける不自然に対し、欲に目の眩んでいる両者は、見ない振り、もしくは究明を後回しにした。


 何をおいても手に入れることが最優先で、金が本物でありさえすれば他は瑣末事でしかないらしい。





 * * *





 地球のグリーンイグアナをベースに爬虫類・両生類を見境なく混ぜ合わせたような―――ガビアルの口、リクガメの甲羅に似た無数の小さな鱗、カメレオンの舌、ジャクソンの長い角、カエルの後足、ボアコンの尾にオオサンショウウオの尾先、エリマキトカゲのエリは何故か背中にある―――なんとも形容し難い姿をした全長五メートルほどの獣、レプルアスルニの口の中へずるり、と靴を履いた足らしきものが消えていく。


 人が獰猛な肉食獣に今正に喰われました、とでもいう状況のそば近くへ転送されたカナンは、食い千切って咀嚼するタイプでなく丸飲みタイプで良かったと心底安堵した。スプラッターは御免である。……ホラーではある、かもしれないが。

 視線を転じれば獣から少しばかり離れた場所に巨大な黄金像があり、喰われた人間は大方領主の許可を得ず、こっそり黄金を盗みに来た者だろう。

 情報規制されていても、こうした "お宝" の話は何処かしらから漏れるものだ。特に犯罪者の嗅覚は馬鹿にならない。黄金像まで辿り着いたということは瘴気や毒沼の対策も有用な物を用意出来たのだろうから、思いつきや食い詰めで衝動的に湿原へ踏み込んだ者とは違い支援者がいるのかもしれないが、そうなると猛獣対策の面で単身は現実的ではなく、或いは既に何人かが獣の腹の中に収まっていたのかもしれない。その辺りの推測は、即行で親切な(・・・)精霊達から姦しく齎された、湿原の周辺国の情勢に絡んだ情報に依っている。


 げっぷを出すような所作をした獣は、感知されるあらゆる要素を結界で隠蔽した上空のカナンに気付くことなく足元の泥を跳ね上げて跳躍し、黄金像から更に離れた位置にある毒沼の中へと身を沈み込ませていった。



 獣の潜伏を見届けると、カナンは黄金像の真上まで飛行移動した。

 どう考えても思惟の森の意図はこの像に絡んでいるのだろうが、何をさせたいのかが皆目見当もつかない。


 暫時、その滑らかな黄金色を欲も興味もない目で眺めたカナンは、とりあえず〔解析〕を試みようとした。

 しかし、


「――――そいつは死体だ」


 カナンが魔法を発動させる直前、図ったように聞き捨てならない言葉を投げ掛ける者があった。

 前触れもなく傍らに現れたのは声から容易く察せられた通りアウレリウスで、カナンがそちらへ目を向ければ感情の読めない眼差しでじっと眼下の黄金像を見下ろしていた。


「死体……ですか」


 疑問形ではなく確認のような返しになったのは、不意にフィクションでよく見かける魔物に石化の呪いを掛けられた石像も状態によっては "死体" だ、とカナンの脳裏に思い浮かんだからだった。何らかの方法で解ける類いの石化なら死んではいないが、解除不能ならもはや死体同然だろう。不思議と黄金像の中に死体があるのでは、とは考えなかった。


「そうだ。もっとも "死体になった" のはつい最近だがな」

「……?」


 だが、男が継いだ言葉は流石に意味不明だった。

 首を傾げるカナンの気配を察し、アウレリウスの横顔は滲ませるように苦笑を浮かべた。


「あれは最近まで生きていた。生きながら徐々に肉体(からだ)が黄金化していった――――お前のお仲間だ」


 最後は意味深にちらりとカナンを盗み見る。


「……………………………………………………もしや」


 たっぷりと時間を掛け、カナンは正解答(こたえ)に辿り着いた。


「異世界人…………?」


 人の(かたち)はしていないが、同じ異なる世界の知的生命体という意味で敢えて異世界"人"とカナンは口にした。

 アウレリウスが自身を "仲間" に含めなかったのは、この世界に属しているか否かではなく、外界から直接来た者であることを強調したかったからだろう。

 その差別化にやるせなさを感じかけて、カナンは直ぐに打ち消した。当人から窺えない感情を自分勝手に推測して感傷に浸るのは浅ましい。


「お前の前の前……か、その前か、正確な時期は忘れたが、お前と同じように落ちてきた」


 カナンの内心での解釈を、特に気に掛けている様子もなくアウレリウスは肯定した。その平静をそのまま受け入れて気持ちを切り替え、カナンは当然の疑問を言葉にする。


「でも、何故黄金に…………?」


 石化の黄金ヴァージョンかと先程は安易に判断したが、そのような呪詛がこの世界にあるとカナンは聞いたことがない。


「私が知らなかっただけなんでしょうか……」


 俯き加減で記憶を浚うカナンに、アウレリウスは「そうじゃない」と即座に否定した。


「あれもお前と同じ、この世界へ落ちてきた際に起こった変異だ」

「え……」

「お前とは逆で、余命が極端に短くなった方だがな。――あれの種族基準では。

 この世界に落ちた瞬間から黄金化は始まっていたらしい」


 そこからは黄金像となった異世界人の簡単な身の上話だった。

 温厚で不必要な闘争を嫌う理性的な者だったが、(体を種族特有の能力で縮小させていても)見た目だけで人語を話す化け物として人族に忌み嫌われ、追い立てられて湿原へ逃げ込み、現在の場所で黄金化が急速に進んで動けなくなったらしい。


 殆どの辜負族は霊獣の言葉を解さず、混在している獣人ならともかく、完全な獣の姿を持つ存在が高度な言語を操るとは知らないだけでなく考えもしない。自身の優位性を確信するが故に。その優位性を自ら(おびや)かさないよう無意識に。

 特に人族には、霊獣どころか少しでも自分達とは異なる身体的特徴を持つ他の種族を――いや、同族である筈の人族であっても――化け物と呼んで蔑む者が一定数いる。同じ辜負族相手でさえそれなのだ、全き獣の姿の異世界人では受容の埒外だっただろう。


「人族の言葉を話せたんですか?」

「こちらに来てから短期間で覚えたそうだ。元々そうした能力に長けていたんだろう。湿原を選んだのは毒が効かない体質だったからだが、ここの瘴気は変異を早める効果があったらしく結果的にはその選択が仇となった。変異は肉体の外側だけを先に黄金化していき、この地で完全に身動きが取れなくなる状態まで一気に進んだ後、内臓がごく僅かずつ作り変えられていった」

「……それは…………」


 思いもよらない壮絶な事情に、カナンはある可能性に思い至り、顔を青ざめさせた。

 カナンが何を思い浮かべたのかに気付いたのだろうが、アウレリウスの苦笑は感心するような呆れるような、不思議な色合いを帯びた。


「頭の中――精神もそのまま生き続けた。脳の黄金化が一番最後だったからな。養分を取れずとも何故か生身の内臓が機能停止して腐ることはなく、指一本動かせない状態で百数十年、自我は失われず、狂いもせず、あの中で存在し続けた」


 そこで一旦言葉を切ったアウレリウスは、漸くカナンへ視線だけでなく顔を半分ほど振り向かせた。


「もっと早い段階で死なせてやれば良かったと思うか?」


 何処か試すように、歪な笑みを浮かべてアウレリウスは問う。


「……いえ、それを決めるのは彼?彼女?自身ですし、そうでなくても自殺幇助には賛同しません。道義的にではなく身勝手な理由で、ですけど」


 自殺を罪だとは思わない。自殺をする者、止める者、そのどちらにも正しさも誤りもなく、所詮エゴとエゴのぶつけ合いでしかない。自殺を望む者は生き地獄から逃れたいが為の狭窄思考ゆえに残される者の心情や都合を顧みないエゴを、自殺を止める者は相手を失いたくない、自己の立場や価値観を脅かされたくない、が故に生き地獄を味わい続けろと強要するエゴを。

 だが他者に殺させる(・・・・)のであればそれは罪だ。相手がそれに同意した、相手からそれを望んだ、などは別の問題である。自死の権利を主張するのであれば、独りで死ぬ、他者を巻き込まない(道連れにしない、殺人者にしない)、といった単体で完結させる義務を果たさなければ――――"常識人" から見れば腐った価値観だろうが、それがカナンにとっての "自殺" だ。ケースバイケースの境界はカナンが決められるものではないので基本は、だが(それ以前に、罪を問うことに意味があるのは生きている人間に対してだけで、これから死んで消え去ろうという人間がもはや自己の存在しない死後に与えられる罪科を気に掛ける筈もなく、彼らに他者を巻き込む罪を認識させることの徒労、その虚しさも分かってはいる)。


 カナンの返答に予測がついていたのだろう、アウレリウスは毒のない苦笑に変えて再度黄金像へ顔を戻した。


「あれ自身が放置を望んだ。〔千里眼〕同等の力を持っていたらしく、あそこでのんびりこの世界の隅々までを眺めているから、と。ただ、完全に死ぬまでは辜負族の目から隠して欲しいとも言われ、時限付きで〔透明化〕と獣除けの結界を掛けておいた。獣達(やつら)が自主的にちょっかいをかけるとは思わんが、偶発的な衝撃で破壊されるのでは哀れだからな」


 アウレリウスの口振りからすると、黄金像の再生能力は死後に発現したものらしい。


「……ということは、この像が最近になって突然現れたのはアウルさんが原因だったんですね」


 得心した、とカナンは軽く頷く。


「原因と言えば原因か。こいつが死んだ合図でもあったんだがな」

「…………今日ここへ来たのはその為ですか?」


 黄金像を彼(彼女?)の望むように葬る為に。


「ん? いや、そのつもりなら死んだ直後にやっていたぞ」

「……あ……そうか、そうですね。なら何故?」


 『死体になったのはつい "最近" 』と初めにアウレリウスが言及していたのをカナンは思い出し、それでは、と来訪の真意を問う眼差しを向ける。


「――――状況次第でお前を止める為だ」


 これまで一貫して感情が読めないか何処か仄暗さの窺える表情をしていたアウレリウスは、この日初めて見慣れた悪戯っ気のある微笑を浮かべ、カナンを横目に見遣った。


「それは……私が禁域の意図を取り違えるかもしれない、ということですか? それとも禁域の意図がアウルさんの――黄金像の意思に反するかもしれない?」

「後者だ」


 もう一度、今度は体ごとアウレリウスは向きを変え、カナンに正対した。


「対処は二択しかない。像を消すか残すか」

「まあそうですね」


 アウレリウスに合わせてカナンも相対する。


「そういうことでしたら、どちらが黄金像の意に適っているのかを教えて下さい。私が像の希望に沿えるかどうかを試すつもりだったなら、まだどちらとも選べていない段階で種明かしなんてしなかったでしょう?

 でも、単純に消滅させるだけなら疾うにアウルさんがしていましたよね」


 本人もほんのつい先ほど『直後にやっていた』と言っている。


「まあな。最終的には跡形もなく消し去るが、今はまだ待て、が正解だ」

「今は、ですか。いつまで?」

「さあ?」

「…………アウルさん」


 とぼけているとは思わないが、アウレリウスにも判然としていない感があり、カナンは呆れた。


「仕方がないだろう。そういう望みだった」


 苦笑はするが、アウレリウスにその身勝手な要求を受け入れた後悔や自省は見受けられず、寧ろ楽しんでいるようだった。


「期限未定で放置がですか?」


 その楽しみ方に悪辣さを感じ、カナンは胡乱げな表情を見せる。


「全く期限がないわけでもない。要はあれの気が済むまで、だ」


 アウレリウスは軽く顎をしゃくって黄金像を示す。


「気が済むまでって…………」


 カナンは一瞬黄金像へ視線を落とし、直ぐに戻した。


「残留思念ですか」


 〔探査〕を掛けてその有無を確認したのだ。


「ああ。外界(そと)へ出てくるほど強いものではないが、紐付けすれば "消し時" を決める指標にはなる」

「気が済むまで、というのはやはり人族絡み?」


 残留思念が存在するのだ、心残りがあることは容易に知れる。


「呑気に世界観察で人生の最後までの無聊を慰めていたからといって、己の境遇に何も感じない程のお人好しでもなかったというだけだ」


 自我が生きている間の安息を望む一方で、内心では解消し難い鬱屈を抱え込んでいたのだろう。


「黄金像を残したとしても、直接迫害した者達が釣れるとは限りませんが」

「寧ろ殆ど釣れんだろうな。迫害の主体は町や村に一生を縛られた中層階級(いっぱんじん)だった。魔術師や研究者のような好奇心ではなく、黄金を目当てにこの危険極まりない湿原へ来る者など、後のない下層民や没落者か、犯罪者か、既に金のあり余っている連中に雇われた者達くらいだが、そいつらは生活圏の関係で直接あれに対峙していないか、迫害(それ)どころではなく我関せずと無視をしていたらしい」

「それが分かっていても尚……ですか」


 カナンは黄金像の意趣返しを非難したいのではない、本命はいいのか、という単純な疑問だ。


「無視も受ける側によっては迫害になる。

 巡り巡って本命に影響を及ぼすかもしれん。

 同じ人族。同じこの世界の住人。あれにとって大した差はない」

「でも、その影響が小競り合いや(いくさ)となって表れた時はどうするんです? 大地を荒らされる要因の看過に繋がりますけど」

「その場合は事が起こる気配が見えた時点で黄金像を消す。あれの未練が解消されていなくともな。流石にそこまでは許容しない。後は俺が姿を見せて真っ二つにした模造品でもそれぞれの国に放り込んでやれば疑心暗鬼にもならんだろう」


 それは共通の敵(アウレリウス)を演出することで敵対国同士を共闘(なかよく)させようという、よくある手か。

 いがみ合っている理由が黄金というのが生臭過ぎる上に、そうした手法はほぼ確実に "敵" がいなくなった時点で元の木阿弥になり、アウレリウスがそのような無駄事の為に矢面に立つのは承服しかねるが、辜負族の為ならともかく湿原やその周辺一帯の安寧の為ではそうも言えない。

 他の存在を否応なしに巻き込む辜負族の戦を忌みながら、その原因を自ら作り出すのでは本末転倒もいいところ。

 しかし一方で同じ異世界人の遺恨の昇華を妨げたくないという気持ちもあり、バランスが難しい。



 ところで、アウレリウスは模造品と言ったが、それは異世界人の偽物であって黄金の偽物ではない。

 アウレリウスは狭義での錬金術を可能にする。

 その事実を知れば血眼になってこの男を狩ろうとするだろう、辜負族の醜態が容易く想像出来て、カナンは辟易せずにいられなかった。



「分かりました。私は黄金像には関わりません。思惟の森は例によって何も言わないでしょうし」

「そもそも俺が関わっているのを知っている筈だ。案外、黄金像をどうにかさせようとしたのではなく、お前を使って俺に釘を刺すのが目的だったのかもな」

「それはアウルさんに直接言った方が早いのでは」

禁域(れんちゅう)は無駄に稚気があるだろう。碌でもない真意の可能性も捨てきれん」


 それは否定出来ない……とは心の内でだけ。禁域へのあれやこれやは言い出せば切りがない気がしてカナンは自重した。








 ――――それにしても。



 先に去ったアウレリウスを追うように〔転移〕しようとしたカナンは、一度(ひとたび)黄金像を振り返って独りごちた。


(短命に変異…………か)


 今は鈍感に暮らしていても、いつか短命の方が良かった、と絶望に囚われる日が来るのだろうか。


 それは命短く散った者には贅沢過ぎる悩みになるのだろうが、長ければいいというものでもなく、所詮この世は不公平という公平で出来ている。















覚書

黄金像(異世界人) コアシダヴォジー

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