0001
「え~、答え合わせの続きをします。次の問題は(4)の2番ですね…[皆さんがよく、う○こ味のカレーとカレー味のう○こどっちがいい?と聞きますが、この文章に隠された意味を答えなさい]です、では一番出来が良かった勇輝君こたえなさい」
ここは高校の一年教室、そして今は授業中…何をしてるかっていうと後期中間試験のテストの答え合わせだ。
「はい、答えは[味は確かにカレーであるが匂いや風味などはう○このままである]です。」
今答えたのは西城 勇輝 金髪のイケメンで頭からつま先までキラキラしてるリア充だ、爆発しろ。
あっ…俺の紹介がまだだったな、俺は西村 迅って言うんだよろしく、なんだか説明してたらさらに眠くなってきちゃったよ、実は授業が始まる前から船を漕ぎ出してたりする。(-_-)Zzzz
べチンッ!
「イテッ」
「ちょっと!勇輝君がせっかく答えてんのに何寝ようとしてんのよっ!」
「はいはい、サーセンサーセン」
「何よその返事!」
ぺチンッ!
「アタッ」
「まぁまぁ芹菜ちゃんその辺で…西村君も居眠りするのは悪いとは言わないけど返事はちゃんとしないといけないと思うよ」
「朱里は優しすぎるわ こういうのはガツンとやっとかないとだめなのよ」
「そうね、叩くのはどうかと思うけど言葉には賛同するわ」
「玲奈まで…」
……もう少しでお友達になれそうだった睡魔との時間を無理やり引き裂きに来たのは、春風 芹菜・橘 朱里・安藤 玲奈の3人だ まぁぶっちゃけるとこいつらは勇輝のハーレム要員だ、こいつらだけじゃないぞ?
視線を横にずらすと俺に殺気をぶつけてきている女生徒の影がちらほらと…
「勇輝よ お前はどこの勇者様だ…」
「…えっと 何を言ってるかよくわかんないけど僕はほら、気にしてないからさ 芹菜達もあんまし迅のこといじめないであげてよ ね?」
「おぉッ さすが勇輝、 話が分かるぜ」
拝んどこう ありがたやー
「まったくしょうがないわね 勇輝も甘いんだから あんた!次勇輝のときに居眠りなんかしたらビンタだけじゃ済まさないからねっ!」
「そうね その時は私も制裁を下すわ」
「もう芹菜ちゃんと玲奈ちゃんたら…西村君もあまり自分のこと悪くなるようなこと言っちゃだめだよ?」
「へいへーい」
しかしここで終わるような俺ではない
「さーせんしたー」
思いっきりむかつく顔でいってやった
「ッ!この…」
「制裁決定ね」
「迅… 何で君はそう煽るようなことを…」
「あー 君たち、そろそろ授業の続きをしてもよいかね?」
「あ、すいません」
「ちゃんと言えんじゃない!」
と春風が俺の襟首をつかもうとしたときだった…
ヴォンッ
「な、んだこれ?」
「なによこれ? ちょっとあんた!何変なことしてんのよ!」
「いやなんで俺になるんでしょうか!?」
「とりあえずみんな出なきゃ、教室の外に!」
「おーそういえばそのとうりだな勇輝、お前まじ冷静だな」
「西村君…結構きみも冷静だよ」
「そんなことよりだんだん周りが白くなって来るのだけれど…」
「うぇ まじだ」
「早く出ましょう?」
「さぁみんな! 早く外に!」
と 俺たちが廊下に向かって走ろうとすると、突然光がつよくなり…
「ようこそユーテリアへ勇者様方 わたくしはアーリア・ストラトスと申します」
「「「「「「は?」」」」」」
目の前にそれは大層きれいな女性が立っていましたとさ