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絶対血戦区域  作者: 千路文也
1st ♯4 ぼくらのヒーロー
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 ステルスヘリに搭乗した玖雅旺伝、トリプルディー・ラストラッシュ、ダニーボーイの3人は道中で老害について意見を交わしていた。先程も老害の事を熱く語り合って愚痴をこぼしていたが、どうしてもそれだけじゃ物足りずに悪魔の事などすっかり忘れてひたすら口を動かしていた。彼ら彼女らは救いようのない愚か者で、どうしようもない存在であるのは勿論だが、それ以上に今すぐ対処しないと悪魔のように世界を脅かす存在に成りえると予測をしていた。奴等の不穏な足音が徐々に近づいてきているのを3人は同時に予知しているのだから驚きである。共通点があるからなどではなく、むしろ互いが老害を恐れて、滅ぶべき存在だと認識している所に驚きを隠せないのだ。奴等は歳をとってしわくちゃな顔をしているくせに心の中は子供そのもので、わがまま言い放題、人の足を引っ張る連中であるのはもはや言うまでも無い。それでいて、職場から平気で物を盗んでいても御咎めをとられないのだから奴等の印象操作はマスコミの上をいっている。嫌、そもそもマスコミも老害に支配されているのでマスコミは老害の下部組織とも言えよう。勿論、マスコミ全般が悪い訳ではなく、一部の特に日本のマスコミは愛国心がまるで無いので活躍している総理大臣を叩き上げて、在日韓国人が支配している政党を野党に成り上げるアクドイ手法を使っているのだ。無論、後にマスコミに天誅が降って、元の政党が返り咲いたのだが、それぐらい日本のマスコミは愛国心の欠片も無いので平気で自分の国のトップに牙を剥く事が出来るのだろう。しかし、そのマスコミでさえ裸足で逃げ出す程の醜い存在が老害である。故に3人はそれぞれが渋い顔をして老害の悪口を言い合っていた。


「中途半端な老害がこの世界を全部駄目にしてるんだよ。奴等を根絶しない限りは世界に平穏な日々は訪れないぜ」


 悪魔の出現、恢飢現象、魔法大戦などのあってはならない出来事は全て老害の仕業だと旺伝は言っているのだ。すると他の二人は確かにと言っている感覚でひたすら縦に顔を動かしながら納得の表情を浮かべていた。悪魔の出現に至っては過去の老害たちが世界情勢をまるで分かっておらず韓国に戦争をしかけたのがそもそもの原因となっている。そう、停戦していた戦争が韓国側と北朝鮮側で再度勃発してしまい、それが引き金となって世界大戦にまで発展してしまった。それからなんやかんやあって、インドが日本にギムノサリアガス核弾頭を放出して日本の半分、すなわち東日本を壊滅状況に追い込んだ。その結果、放射能に汚染された東日本は修復不可能だと結論に至り大きな壁を作って完全に遮断したのが悪魔が生まれた元凶と教科書では書かれている。第三次世界大戦から100年が経ち、東日本の中には放射能で原型を無くした生物たちが蹂躙していてその中で悪魔が出来上がったかもしれないと現在では推測されている。だから、悪魔の出現は当時の北朝鮮と韓国の老害共が原因だとハッキリと言えるのだ。


「私が所属している組織には凄まじい老害が存在している。しかも奴が組織の頂点だというのだから内部にも不安の声が続出だ。それだけ、老害は人々を不安にさせるのだ」


 どうやら、ダニーボーイが所属している組織にも老害はいるようだ。しかも老害が組織を動かしているのだから余計にタチが悪い。そもそも御老人が組織運営に手を出すのは組織崩壊を招く危険性がかなり強いので普通は引退して若い人に席を譲るのが当たり前だが、いつまでもトップの椅子に座り続けるのが老害らしいと言えば老害らしい。



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