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絶対血戦区域  作者: 千路文也
1st ♯4 ぼくらのヒーロー
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 自分に対して嘘をつくのはいけない事だと分かっているからこそ、老害は憎むべき存在に昇華してしまっている。彼等彼女等は自分に対しても平気で嘘をついて意味不明の言葉を投げかけては、ギャーギャーと喚き散らす。それもこれも全部、自分が可愛いと思っているからである。しかも奴等は被害妄想の類が激しく、自分から嫌われる行動をしているにも関わらず、「みんな私の事、嫌ってるくせに!」と大声を出してくるのだから困り者だ。てめーが嫌われるような真似をしているのに、自分が嫌われている事について騒ぎ始めるのは老害の証だ。そして奴等は決まってNHKの番組を子供達に見せるように強要してくるのが特徴的であるのは言うまでもない。それに煙草とパチンコをしていて、面白くもない話しを延々と繰り返すのが奴等の特徴である。ムダ金ばかりを使っては子供達に「ワシらを見習って、もっと国のために消費しろ!」と唾を撒き散らして言うのは悪い意味でイカレてしまっている。奴等は決して国のためではなく、自分のために金を消費する売国奴なので老害の言っている事は百害あって一利なしなので、無視をしようと旺伝は心の中で誓っていた。


 そしてどうやらダニーボーイも同じ考えのようで、ある意味ではホッとしている。老害を危険視しているのは自分だけでは無かったと確信を持って言えるようになったのは人類が進歩している証だからだ。つまり、老害は人類共通の敵であり、滅ぼすための標的であるのはほぼ間違いない。だからこそ、老害が理解の出来ない戯言を喋っていたら「はいはい聞いてますよ」と心の中で思いながら出来るだけ遠くに逃げよう。それか奴等の顔面に向かって殺虫剤をバラ撒いて「汚物は消毒だー!」と叫ぶのも良い手かもしれない。それだけ老害とは救いようのない人間であり、真っ先に滅ぶべき存在なのだ。奴等がこの世の実権を握っているようじゃ世界はいつまで経っても変わらないのだから。むしろこれからは若者の時代であり、若者が天下を握って世界を統一するような時代が訪れるだろう。ハッキリ言って老害の考え方は麻薬常習犯と似たような考え方なので、多少無知だとしても若者に政治の実権を握らせる方がまだマシである。


「一刻も早く老害を始末しなければ世界は終焉を迎える」


 ダニーボーイがそう呟いていた。確かに、老害はこの世界を危険に脅かせる存在であるのはほぼ間違いないため、彼の言っている事は十中八九正しい。とは言っても、奴らが束になってどれだけ騒ごうが、説得力も無いので文字通りの意味では世界は執念しない筈だ。ダニーボーイが言いたいのはそういう意味じゃなくて、老害が世界の実権を握っている限りは何の成長も出来ないまま、世界は終わってしまうと言いたいのかと、旺伝は自分流に分析をしていた。とにかく奴等の存在を野放しにしていては世界が終わりを迎えるまでに地球の技術はまるで発展しないのは実に的を射ている考え方だ。


「確かにその通りですね。今は若者が世界を引っ張っていく時代です。ご老人の方にはいつまでも天下りなどせずに、とっとと身を退いて若き人材に椅子を譲って欲しいと思いますよ」


 どうやらラストラッシュも同じ意見のようで、とにかく老害の天下り問題をどうにかしないといけないと考えているようだ。確かに天下りを防止しようと頑張っていた国会議員は天下り信者に見切りをつかされて干されるようになってきた。なので、今でも天下り問題は発生していて、議会でも話題になっている程だ。しかし、天下り防止をマニュフェストに掲げていると干されるので、今の議員達は天下り問題に消極的になってしまっている。それほど、国会議員はドロドロとした感情を抱いていて、どいつもこいつも自分中心の政治をしてやろうと思っている連中ばかりだ。足の引っ張り合いが奴等の十八番であり、結果的に何も解決していないのが当たり前になってきた。



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