マジか。
初めまして、Toikaと申します。小説経験0、読みはするけど書いたことはありません!「面白い小説、書いてみたいな。」という漠然とした思いから居ても立っても居られずこのお話を書き始めました。文字数はこれから多くしていくので何卒...!!!
完全不定期、8割は失踪すると思いますが、どうか暖かい目でご覧ください。また、「小説家になろう」というサイト自体初心者なので、タグの設定等似つかわしくないものなどあるかもしれませんが、ご了承ください。
9月8日。
その日は俺の誕生日だ。
といっても別にめでたいとは思わない。なんせ俺には祝ってくれるような家族も、友達もいないし、そんな俺に彼女なんてもってのほかだと思わないか?
そんな悲しい自分の為に、毎年小さいショートケーキを買って食ったりするんだが...どうやら神様はどうしても俺にいじわるしたいらしい。前世でなんかしたのかな、俺。
残念ながら俺がこの世にて命を授かったありがた~い日に、俺は命を落としてしまったようだ。
青になった信号を渡っていただけだったのに、いつの間にか視界が真っ赤に染まっていた。俺の何倍もあるでかいトラックが俺に突っ込んできて、漫画なら「うわあああああ!」なんて大げさな反応をとるのかもしれないが、自分から出たのは「マジか」たったそれだけ。死ぬ直前なんて、案外そんなあっけないもんなんだな、と、今正にそれを経験している身ながらも思う。
冷たい、けど熱い。体が痛いと暴れ回るが、体は全く動かない。支離滅裂もいい所、俺はこのまま死ぬんだろう。最早何も見えなくなった瞼を、ゆっくりと閉じる。
そういえば自己紹介をしていなかったな。俺の名前は尾崎神羅、17歳。どうだ?名前だけは立派だろ?俺の両親は俺が2歳ぐらいのときに事故で他界しちまったから、なんでこんな名前になったのかは分からん。でもこの名前は結構好きなんだぜ?かっこいいし、呼ばれるたびに自信がつく。まぁクラスメイトは尾崎くんって呼ぶから、あんまり意味ないけどな。で、なぜこのタイミングで自己紹介しているかというとだな......
どうやら、俺はまだ生きているみたいなんだ。
はっきりとした意識に、見慣れない天井。俺の物語はまだ終わってなかったみたいだったから、自己紹介しておいたってわけ。
だがどういうことだ?
確かに俺は死んだ。ならばここは天国か地獄?否。目の前には俺よりずっと大きい男が嬉しそうに俺のことを見ている。ならば死んだというのは勘違い?ここは病院?否。その男には飾りとすら思わせない立派な角がある。例えるなら悪魔とでも言えよう紫色の角だ。俺の知る限り地球上にそんなものを持つ人間はいない。
辛うじて動く手を目前にかざせば、まるで赤ん坊かのように小さく愛らしい手。漫画好きオタクの俺は一瞬で理解した、これは今流行りの異世界転生というやつだ。
となると目の前のこいつは俺の親ってとこか?母親らしき人物はどこにもいないが......そんな風に考えていると「お、起きたか!ほらアラン、パパだぞ~!パ・パ!」
どうやら予想は的中、俺はアランという名前になったらしい。なるほど、この男はなかなか美形じゃないか!肌がちょっと紫だけど、これは俺もさぞいい顔に生まれたことだろう!
っと、そんな楽観的に見てる場合でもないな。どうにかして元の世界に......
いや、帰る必要もないか。考えてみれば、俺はずっと孤独だった。こんな如何にも人が好さそう......人なのか?まぁいいか、そんな男が俺の親なら、きっと俺はこの世界で幸せに――――
バァン!と、勢いよくドアが開けられる。「魔王様!お子さんが可愛らしいのは大変分かりますが、いい加減業務を再開してください!」「えぇ~?魔王だって自分の子供はずっと見ていたいものなんだよ~」
..................
どうやら俺が望んだ平和という希望は、儚くも打ち砕かれてしまったらしい。
はぁ、帰りたい.........
というわけで、第一話のご閲覧ありがとうございました!前書きでも書きました通り完全不定期ではありますので、もし気に入っていただけた方は長い目で続きをお待ちいただければなと思います!