にきびをつぶして
これは、つい最近の話です。
皮膚表面のあるところに、赤血球のひーちゃんと白血球のりゅーさんがアクネ菌のねーさんと仲良く暮らしていました。
ところが、わたしがにきびをつぶしてしまったものだから、ひーちゃんもりゅーさんもねーさんも、外界に噴出してしまいました。
彼らがいなくなったことを追悼するために、あふれんばかりの血球たちが傷口にあつまりました。しかし、そこにあつまった血球たちもカサブタの材料にされ、死んでしまいました。
一見、むごいお話ですが、傷口がなおっていくという、すばらしいお話なのです。めでたし、めでたし。
読んでいただき、ありがとうございました!