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鬼教師 襲来 2P


新たに現れたのは『鬼』か、あるいは『白鬼』か……

……結局、鬼じゃねえか。


突入して来たのは、30~40代ぐらいの教師。

白い上下のジャージにごつい体。

そして、真っ先に目を引くのは鬼のようなその、『顔』だろう


それを見た瞬間、俺は恐怖で、考え事も、暴れる事も出来なかった。


(怖い)


俺は本能的に命の危機を感じた(大袈裟おおげさかもしれないが)。


そして、それは回りの連中も同じだった。

誰一人動くことなく固まっている。


……因みに、唯一慌てる事の無い犬は相変わらず、俺の体をペロペロと、舐めていた。

……やっぱり、懐かれてる……よね……?


そして、鬼教師が『ギロリ』と、もみくちゃにされた俺達を睨む。

すると、暴れていた生徒(一部例外)が『シン……』と、静まり返ったと、思うと、


『ピシッ』


と、まるで訓練された軍人みたいに、すぐさま立ちあがり整列した。

……あんたら、何者?


「で、何の騒ぎじゃあ?」


目の前の教師(鬼)が問うと、

全員が指を指した。


具体的には俺を……


「お前かぁ? 騒ぎの原因は……?」


俺が精一杯の力でブンブンと、首を振ると、


「まあ、いい……、次にこんな騒ぎを起こしたら、この自転車の様になるぞ!」


そう言って鬼は自転車……らしき鉄の塊をかかげた。

それ、俺のだよね? ねぇ!?


鬼は(元)自転車を後ろに放り投げると、どすどすと教室を出ていった。


「「「怖かったー(涙)」」」


俺と、教室の皆がハモった。


因みに、自転車らしき物体は犬がペロペロと舐められていたらしく、ピカピカの新車に、戻っていた。

……どんな能力?


この犬……ある意味、さっきの(殺気の)教師よりも、謎めいた存在だった。


頭を撫でてあげよう。


「キャン☆」


どうやら満足して貰えたらしい。


つづく♡


色々と、酷い回でした。

次回は自転車が主役の予定です(大嘘)

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