始まらない青春 2P
入学式に遅刻した。
てへっ、俺ってばドジッ子(ドジっ子?)☆
あのあと、学校の保健室へ運ばれた俺は、午後に解放され、新しい教室で現実逃避をしていた。
どうしよう……
自己紹介は既に終わってしまっていた。
オタクの俺はよくライトノベルのラブコメで色々な理由で、自己紹介できずに『ぼ×ち』となる主人公達を見て、そしてその後の学校生活を読んできたが、まさか(!)、自分が(!?)、そうなるとは(!!?)……
なんと言うことだ……
そんなわけで(損なわけで)回りが新しい友達とおしゃべりしているのを聞きながら、ぼーっとしていた。
それにしても、前回の……失礼。
今朝の不良組はなんだったのだろう?
そして、あの女の子は……
なんて、考えていると、
「おはよー ××君」
「名前を忘れたならこの小説を、読み、直せ……?」
俺は犯罪者みたいな名前で呼ばれていた。
よく分からない、メタ発言も口にした。
だが、そんなことはどうでもいい。
女の子に話かけられちゃった(喜)。
「えーっと、どちら様?」
俺が訪ねると、
「なーに、言っちゃってるの。今朝、電車の中で、会ったじゃない」
そうだった。
確か男が叫んでいた名前は……××?
「私を犯罪者みたいな呼び方はやめてよー♡ あははー☆」
あんたが言うな!
そして、彼女から喋りかけられた時、教室中の視線が俺に集まった。
殺意と言うなの視線を……
続きは3Pで
超、久々の更新です。
遅れて、すみません!