1話
「や、やだ・・・助けて!誰か!!」
女性はスライム状のようなもの、否、天使に捕まる。
「せい!!」
そして、少年が天使を切り裂いて女性を助ける。
「あ・・・ありがとう・・・」
「僕は次の天使を斬るから、これで」
そういって少年は走り去る。
*
「・・・・暇」
私は茅部 颯来。
暇って言ったのは私ね!!
「なら天使狩りに行けばいいじゃん。暇ってぼやいてる暇があるか」
こいつは寺田 来夢!
「おーいくいく!」
さて今日はどこの天使を狩ろうかな。
「うわああ!やめて、やめてくれえええ!」
お、あそこに困ってる大人さん発見ですね!?
では早速散ってもらいましょう!
「アライヴァルトリガー!」
私がテキトーに技名つけてライフルで撃つと天使はあっけなく死んだ。
「・・・つまんないの」
そういうと大人さんが私の下に駆け寄ってきた。
「助けてくれてありがとう嬢ちゃん!」
因みに私は10歳です。
そんな年で悪魔をやってるのかって?
マイを操れるのは子供だけだから、大人は悪魔はできないんだよねー。
「それじゃあ、私次の天使を狩りに行くね!」
天使はどっこどっこ天使はどーこだー♪
あそこに見えるのはまた天使ですか。
「やれやれ、私は今日は天使に好かれるね!」
愛銃も天使をいっぱい狩れて嬉しそうだよ。
次の討伐に進めようとすると通話鏡がなった。
通話鏡っていうのはその名のとおりテレビ電話みたいな奴。
「颯来、学校の課題終わらせろって言ったじゃないか!!」
この人は綾瀬 陽琉さん。
頑固です。
「誰が頑固だうつけもの!さっさと戻って来い!」
私は「はーい」とテキトーに返事して施設に戻った。