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手紙と、君と、小説と。  作者: 梅咲 吹恋
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出会い1

天才高校生作家の天月春葵のニュースを見てから

天月春葵の本に興味をもった主人公莉愛。

今まではあまり本も読まない莉愛だったが

天月春葵の世界観に引き込まれていく。


天才の作家と凡人読者の

甘酸っぱくて切ない物語。


【初投稿】



『【恋する花と草】というデビュー作で爆発的に人気を勝ち取った天才高校生作家の天月春葵(あまつきはるき)がまたも【明日は雨が降らない】という書籍を昨日発売し…』


そう告げているのはつい先つき始まった夕空ニュースだった。


私、水鳥莉愛(みどりりあ)は夕空ニュースを夕食前に見るのが日課となっていた。

でも先週位からは天月春葵特集を二日に一回のペースでやっていて

事件・事故が起きないのはいい事だが

他にもトピックは無いのか、と退屈していた。


『天月春葵は天才高校生と言う事ですが

通っている学校はどのような所なのでしょうか?』


最近人気の女子アナに問っているのはベテランの男性アナウンサーだ。


『こちらの私立橘学園で、主に文系に力を入れた学校だと聞いています。』


『そうなんですか。ではその学校での学びで天月春葵は小説家の才能を伸ばしたんでしょうねぇ。』


「…橘学園?!」


流して聞いていたのにも関わらずここまで過敏に反応したのには理由があった。


私がここに入院するまで通っていた学校だからだ。


しかも同い年の2年。8クラスある上に元々体が弱かった為学校にも実際は半年しか出席出来なかったので天月春葵が居たという記憶は全くないが天才と呼ばれニュースでも話題になるような人が同じ学校だったなんて信じられるはずもなかった。


でも…本をいつもは読まない私がその《天月春葵》が書いた本に興味が湧いたのは事実だった。




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