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信じるコト  作者: ReIy
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はじまり~17歳の初夏~

「信じるよ。」


君の口癖。


いや僕の口癖かな。


17歳にもなって我ながら無垢で純粋だなってよく思う。



僕は10歳の時にお父さんとお母さん、そして姉を

ある事件で亡くした。

僕は叔母さんの家に引き取られそのまま小学校と中学校を卒業し高校にも通わせてもらっている。

叔母さんの家、つまり一宮家は叔母さんと叔父さんに

いとこにあたる同い年の優の3人家族だ。でも今では本当の家族のように仲がいいし遠慮することもない。

7月7日の今日、誕生日を迎えた僕は17歳になった。


「おーい。いっくん!」

階下から優の声が聞こえた。

「はいはい。今行くよ。」

今日は土曜日。金曜日の夜は何故かいつも寝付きが悪く

あまり眠れない。

時計はちょうど8時を回ったところだった。

「今日はいっくんの誕生日なんだからなんか奢れよっ。」

朝ごはんを食べに降りてきた俺に

いきなりそんなことを言う優。

そして冷たく感じないようになるべく優しい口調で

僕は言った。

「今日は用事があるから昼ごはんはいらないよ。夕方には帰ってくるから。」


「また...行くんだ」


「うん。優も行く?」


「いいよ私は...」


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