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私
今日も傘を開き、家を出た。
夏のジメジメしたこの期間は、汗が乾かない。空気がまとわりついてくるのだ。
それでも私は、いつもと変わらない道を、いつもと同じペースで淡々と歩く。
会社に着いても、同じ仕事を繰り返すばかり。多少のイレギュラーは仕事だと割り切ってしまうのだ。
飽きてしまった、と言いたいわけではない。私は考える性分、整理学と構造化が得意なだけだ。
だから同じ仕事と言っても、レイヤ(階層)が高いのである。
具体的にいえば……
「お客様に寄り添い、共に歩くこと」
それが常に上位レイヤにある。
この場合、大抵の事はイレギュラーにならないのである。
資料を作ってミーティングをして……
そういうことはレイヤを分けて考えているのだ。
私にとって、業務上のイレギュラーとは、
「お客様に寄り添い、共に歩くこと」
にぶら下がるタスクのひとつ。
資料を作ることと同じ扱いなのだ。
こんなことを15分の通勤時間で考えているのである。
それが私だ。




