表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘の代償  作者: 矢枝真稀
1/45

心に決めた事

約一年半ぶりに執筆を始めました!!ちょくちょく更新しますので、感想・評価をお願いします!

全て芝居だと、計画者は笑い、まるで女優の如く俺に近寄った女は、視線を反らして壁を見つめる−−−−





全てが嘘、演技・・・・・・・・





行き場を無くした感情は、虚空の彼方へ消えて行った


「全部、嘘ですか・・・・?」「それはっ・・・・」



問い掛けた言葉に、返事を詰まらせた女性は、必死に言葉を紡ぎだそうとしている



「もう、いいです」

「待っ−−−」



遅れて来た怒りとも似た悲しみが、掴まれた女性の腕を咄嗟に振り払った



「罰ゲームはこれで終わり、でしょう?」

「それは・・・・」



残酷な台詞を吐いたつもりは無い。寧ろ、泣きたいのはこっちのほうだと言いたい。計画したやつらも、それに参加した人達も、皆が傍観者と化していた



「れ、澪亜れいあ相模さがみは悪くない」「そうだよっ!悪いのは、私達だからっ!!」



傍観者達は必死に女性を擁護しているが、その声すら、耳に障る



「もう、いいです・・・・」



帰ります、と一言だけ呟き、俺は教室を後にする。背後からは何か声が聞こえていたが、少しでも早く、この場所を離れて一人になりたかった。





早足で学校を出て、急いで家へと帰る。部屋に篭り、眼に留めていたソレを、感情と共に一気に吐き出した。全てが嘘・・・・本当は気付いていたけど、心のどこかで、信じたいと願っていた自分。結局、虚しく想いは散ったのだ・・・・−−−−














だからもう、俺は誰も信じない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ