9/22
母親へ愛を込めて
夢を見ました。
きっと夢であるに違いません。
睡眠薬を飲んだ私は、虚ろな意識で横になっていました。微睡みの中にいたのです。レム睡眠だったのでしょうか…。
眠りについているのか…。
それとも起きているのか…。
夢の中なのか…。
現実なのか…。
脳が見せている錯覚なのか…。
脳が望んでいる希望なのか…。
遠くから聞き覚えのある声がしました。優しい声でした。娘の声だったとは思います。声が聞こえたと思うと、私の頭を撫でている様な、感覚がありました。ソレから何かを囁いていたと思います。
「おやすみなさい。良い夢を。」
かろうじて、ソレだけは理解出来ました。
きっと娘は私の真似をしてくれたのでしょう。
睡眠障害だった私が良い夢を見られる様に…。