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酔いしれる


 亡くなった夫は実業家でした。その遺産は私達親子へと引き継がれたのです。なので生活に支障をきたすことはありませんでした。いや、親子二人で暮らすには、充分過ぎるほどの遺産だったのだと思います。私が、その遺産に甘えてしまった事も原因の一つだったのでしょう。


 陰虚体質になってしまってからというもの、喉の渇きが満たされた事はありませんでした。そうして私は忘れてしまいたい記憶もあり、アルコールへと逃げたのです。ソレでも、幾ら呑んでも、喉の渇きが満たされる事は無かったのです。そして、そのアルコールは私の肉体を蝕んでいきました。気付くと私は…。


 晩発性皮膚ポルフェリン症を発症したのです。御存知ありませんが?簡単に言うのならば…。陽の光が当たる部分に水疱ができる皮膚の病気です。なので私は日中に出歩く事が怖くなりました。陽の光は皮膚を爛れさせるのですから…。


  


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