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49 家族の愛は宝物だよ

 敵が10メートルくらいまで近付くと、アラームが鳴るようにしてるから、今は仮眠をしよう! という事になり、私はダンの家(ジャスティスの拠点)の前で駄々をこねているアリアを見ていた。


 アリアも私と一緒が良いと駄々をこねていたのだが、ボブさんとリリーさんに説得されていたよ。


「明日は何が起こるか分からない。

 今日だけは家族で、一緒に寝ないか?」


 父親に悲しそうな顔で言われたら、頷くしかないものね。


「アリア、家族は大切な宝物だよ。

 私にも、この世界に来て大切な宝物がいっぱいになったよ。

 だから、お互いにその『宝物』を大切にしようね」


「うん、そうだよね!

 家族は大切な宝物だよね」


「寝起きは自宅でして、日中は一緒に行動しよう?

 その方が皆は心配しないと思うし」


 アリアは頷き、リリーさんとボブさんとで手を繋いで帰宅した。


「…………」


 家族か……幸せな家族が少し羨ましい。


 私が、アリア家族を悲しそうな顔で見ていたのを、ダンに見られている事に気付かなくて、いつの間にかダンが私の手を握っていてくれた。


「ミオ、俺はお前が一番の『宝物』だ!

 なんたって、家族だからな!!」


 ダンは私を筋肉モリモリの腕に乗せ、抱きしめてくれた。


「ダン、ありがとう。

 私を邪険に扱う事なく、優しくしてくれて、家族になってくれてありがとう!!」


 ダンの首に抱きついて、号泣した。


 父と母の『邪魔者、生まれて来なければ、死神、悪魔、魔物』酷い言葉を聞かされ続けて来た記憶が蘇り、泣いてしまい。


 ジャスティスにいる皆は、そっと静かに見守ってくれていた。


 ルシアは帰るのかな? って思っていたのだけれど「ミオ、一緒に寝ましょう。お姉ちゃんだと思って良いんだからね」その言葉が嬉しくて、ルシアと一緒にくっ付いて眠った。




 朝日と共に起床した私は、着替えをし、まだ睡眠中の皆を起こさないように外に出た。


『フライ』で空からの周りの様子を伺った時だった、遠くに騎士や兵士が動いてるのが薄っすらと見え隠れしている!


 皆に知らせないと!! 『アラーム』発動!!


 ピピピーーッ!! ピピピーーッ!! ピピピーーッ!!


 皆は飛び起き、ワラワラと広場に集まった。


「ミオ、アイツらが来たのか?」


「うん、騎士や兵士が薄っすらとだけど見えたよ。

 きっと、もう直ぐアラームが鳴るはずだよ」


 皆は真剣な顔になり、戦える者は自分の武器を持ち、敵が現れるのを待っていたと同時にアラームが再度鳴り響いた。


 ピピピーーッ!! ピピピーーッ!! ピピピーーッ!!


 来るよ、アイツらが!


 私は少し小刻みに震えているが、皆気付いてはいるが、気付かないふりをしてくれていた。


 

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