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33.アホな王子とドラゴンの攻撃

 私とアリアは王都ってどんな所なんだろうね。と話しながら飛んでいた。


「ミオ、王都付近になったら知らせるが、その時はドラゴンに乗ってくれ」 「アリアは私のドラゴンに乗ってね」 私とアリアは、叔父さんと叔母さんに頷き「うん、分かった」 返事をした。


 王都は大都市で、毎日が危険と隣り合わせらしく、私のように高い魔力……それも無限で賢者なら尚の事、魔力の事を知られるわけにはいかないのだとか。


 王族は、叔父さんと叔母さんの力を武器に力を持っているようなものだから、アーサーさんとの婚約も王様に無理を言って許可を得たようなものだから、王族だからと言って信用はしない方が良いと私とアリアは聞かされた。

 あと、第2王子には気をつけるんだよ! と言われた。


 特にミオは髪と瞳が目立つから、アーサーが王都に来たら即結婚・・・してもらうよ。


 と言われ、私の頬は真っ赤です。


 だって、あの約束が実現されるのだから……初恋は実らないと言われてるけど、天国のお父さん、お母さん、私の初恋は実ったよ。

 あの優しくて、いつも一緒にいてくれた玲央兄ちゃんと……恋を通り越して結婚します。


 私とアリアは騎士達と鍛錬したり、王都で玲央兄ちゃんのお手伝いや、依頼をこなしたりして楽しもうと思います。


 私の治癒魔法が必要な村や町があると思うから。


「ミオ、俺の前に乗ってくれ」 私は頷き「ドラゴンさん、少しだけ乗せてね」 と言って、ドラゴンを撫でると、嬉しそうに「グルルルルッ!」 と喉を鳴らした。

「アリアは私の前へおいで」 アリアも頷き、ドラゴンに「私……重いと思うけど、乗せてね」 と言ってドラゴンを撫でると、叔母さんのドラゴンまで喉を鳴らして、アリアに「良いよ」 って言っているように聞こえた。


「珍しいわね、私と夫のドラゴンは気性が荒くて人を寄せ付けないのだけど……ミオもアリアもテイムがあるのかしら?」 「叔母さん、私はテイマーがあるよ! アリアは分からないけど、もしかしたらスキルがあるのかも」 あら、ミオはテイマーを持っているのね。それなら納得よ。2人とも、王宮に着いたら王様に会わないとだけど、私達が居るから大丈夫だからね。


 私とアリアは声を揃えて「はい!」 と、一言だけの返事をした。


「うわぁっ! 凄い大きな王宮、なんというか……叔父さん、テーマパークのお城みたいだね」 私の言葉に笑って頭を撫でてくれた。

 叔父さん達と最後の記念に! と言って、テーマパークに行った記憶が蘇り……あの時の悲しみと、今会えた嬉しさがごっちゃ混ぜになり、泣いてしまった。

 叔父さんが後ろから抱きしめてくれ「大丈夫だ、もうあんな悲しみになんてさせないよ……可愛いお姫様」頭にキスをくれた。私はずっと頷く事しか出来なかった。


 叔母さんとアリアは見守ってくれていた。


 私は笑顔になり「うん、お義父さん」と言うと、今度は叔父さんが泣き出した。

 叔母さんとアリアは見守っていたのだが、今度は逆に叔父さんが泣き出したのを見て、クスクスと笑っていた。私もなんだけどね。


 王宮内の広場に降りると、私とアリアはドラゴンに喉を鳴らされながら、頬を舐められていた。

 それが珍しかったのか、王宮内の貴族や騎士、兵士が集まっており『あんな少女に懐くって事は、自分らもドラゴンに触れるんじゃないのか?』 という間違った考えで近付こうとした者がいた。

 この王族で一番の問題のある男であり、自分優先で命令して言う事を聞かない者を、何人も死刑にしてきた、第2王子である『ジミー様』 が、こちらへ走り寄って来た時にドラゴンが唸り「グガアァァッ!!」 尻尾で攻撃して来ようとしていたので「危ない!」 私はとっさに王子を押して尻餅を突かせて庇ったが、ドラゴンの尻尾が私の背中に当たり……「ガハッ!」 ……王宮の壁に激突した!


 アリアは悲鳴をあげ「いやぁぁっ! ミオ、ミオ!!」 駆け寄った。

 叔母さんと叔父さんも駆け寄り「治癒師を呼べ! 早くしろっ!!」 怒鳴った叔父さん……初めて見た。

「……叔父さん……大丈夫…ゴフッ! ……グハッ!」 吐血して気を失ってしまった。


 そんな私を見て、ジミー王子は「この女! この俺様に尻餅をつかせた愚か者だ! 地下牢へ入れて鞭打ちの刑を死ぬまでしろ!!」 叔父さん、叔母さんとアリアは激怒していた。


「ミオはお前を庇ったのよ! 王様からも、決してドラゴンに近付くなと言われていたでしょ! 私の可愛いミーちゃんに死ぬまで鞭打ちですって? この子はお前を庇ったのよ!」 叔母さんは、治癒師を呼ばないなら出て行くと言ったので、即座に治癒された。


 この事を、いち早くアーサーに伝えられた。


 ダンさんとバズさんに早く行け! と言われてアビーネスを追い出されたらしいです。


 アビーネスのギルドでは、私の話で第2王子のジミー様に激怒しているとか……私が王子を庇って、ドラゴンの攻撃を受け重症な時に「牢に入れて、鞭打ちを死ぬまでしろ!」 の言葉が特に怒り心頭らしいです。


 あのメンバー『ダンさん(パパ)・バズさん・ゼクスさん・ルシアさん・ボブさん・リリーさん』 特にルシアさんは、皆が話しかけれないほど激怒なんだとか! 優しい人程、怒らせると怖いってマジでした!!


 治癒された翌日に目を覚ました私は、周りを見たが……大きな部屋って思った。

 ……私、あのアホそうな男性を庇ってドラゴンに攻撃されたんだっけ? ドラゴンが私の事を気にしてるはず。

 私は大丈夫だよって安心させてあげないと。

誤字や脱字がありましたら、すみません。


作品を読んでくださり、ありがとうございます。


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