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2.初めて魔物と戦いました!

 神様が居た空間から宇宙に出された様な感覚になり……宇宙には一度も行ったことなんてないですからね。


 私、誰に言い訳じみた事を言ってるんだ?


 自分の身体が、この重力によって何処かに持っていかれそうな感覚が凄くて、下手したら意識まで持っていかれるのでは? と言う気分になっていた。


 真っ暗な闇の中を彷徨っている様な気になって来る。


 地球と異なる世界って言っても、身寄りがないんじゃあ……なんか、いろいろと心配になって来るな。


 ってかいつまでこの状態が続くのよ!


 玲央兄ちゃんが居ない地球に居ても、金食い虫の親戚がすり寄って来るか、媚びて来る? かだし、私にどうでも良い様な男を連れて来られた時は、マジで勘弁してって言いたかったよ。


 私の母が亡くなって3ヶ月でお見合いして、相手へ嫁に行くんだから遺産とかは弁護士関係なく、自分達が貰いますからね! の言葉は怖すぎだろ。


 身内がこんなだから遺産や金品、お金になる様な株なんかも弁護士に手続きしてもらって、安全な場所……玲央兄ちゃんとの思い出の秘密の場所、入れて投げれば誰にも手出しが出来ないしね。


 目印は私が一番良く分かっているから、こんな行動が出来た。


 私でもなんとか運べる防水付きの金庫を、この海に沈めているの。


 沈めた海は私が購入した土地だから、弁護士に手続きって言うのは、玲央兄ちゃんとの思い出の場所を購入する為と、その思い出の海に大きな鎖で繋いだ金庫を沈める事が目的だった。


 誰も分からないでしょうね!


 思い出の場所は私の大切な場所だから、都会から離れた場所だったのもあってか、この場所は知られてはいなかったが……私が死んだ今はどうなっているのかは分かりようもないし不明だ。


 見つかった時は……仕方ない……よね。


 あれっ? なんか空気が変わった?


 空気が『フワ〜ッ』と変わったのが分かり「せ〜のっ!」で目を開けた。


 ……「うわぁ〜!」森の木の隙間から光がキラキラと照らされ幻想的だ、目を閉じ深呼吸をし瞳を開いた、そこに見えたのは異世界……本物の異世界に来たのよ!


 神様の間違えのせいで殺され…ではなく、看板に潰された私の人生って「はぁ〜っ」溜息しか出ないな。


 潰されたって、私は虫か? 虫なのか⁉︎


 過ぎた事を気にしている場合じゃないのよ!


 早く武器を探さないと…森には、やっぱり枝しか無いよね。


 他には………。


 枝しか無いっ!!




 よしっ!

 魔法があるから何が来ても……大丈夫?


 歩いても歩いても、森の中……そしてラット……。


「来てみなさい!」

 うっわ! 目つき悪、それにキモッ!


「ギギギィッ!」

 来た来た、「ファイア!」……燃えた?


 はあぁっ! 今度は3匹まとめてって、ネズミの集団行動かよ。


 こうなったら……『灼熱息吹!!』 フレアブレス!!


 ゴオオオオオォォォ!! コレでどうよ!

 燃やして、燃やしてまくる!!


「ぉりゃぁ〜!」 ボンッ!! 「ギィー!」


「はあぁっ!」 ゴゴオオォォ!! 「グギャギィー!」


 はぁはぁはぁっ……。


 お、終わったぁ!


 10匹なんてもんじゃないよ、何十匹いるのよ!


 丸焦げになってないのだけ……持つのもキモイ……けど、アイテムボックスに入れとこ。



 動きすぎてお腹空いたよ〜。


 ネズミなんて食べたくないし、私のこれからの人生はどうなるのよーーーーっ!!


 焦げる臭い?


「ぎゃあっ! 森が〜〜! 燃えてる! なんで?」 私だ! ラットを倒すのに必死で忘れてたけど、ここ森じゃん火は駄目だよ!


 完全消火として水の魔法『大津波!!』 タイダルウェイブ!!


 ドドドザザアァァァーーーーッ!! 広範囲に水が流れ、燃えていた火も無事に消火する事が出来た。


「よ、良かった。 もう、ビックリした」 炎や火は森や燃えやすい所では気をつけなきゃだね。


 あぁっ、それよりも! 肝心の『衣・食・住』どうしよう。


 まだ何も見つけてないし、寝る所も……。


誤字がありましたら、すみません。


読んで下さって、ありがとうございます。


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